

フロリダに越して来てヘビに遭遇する機会がとても増えました。
時々、我が家の庭にも出没しますし、いつもランニングに出かける公園でもちょくちょくお会いします。(苦笑)
ヘビ嫌いの私は(まあ、ほとんどの人間はヘビ嫌いでしょうが)ヘビを見る度に大騒ぎをしていたのですが、ここでの生活ももう5年。慣れてしまったのか最近はあまり悲鳴をあげて騒ぐことはなくなりました。
遭遇するヘビがガーデンスネークと呼ばれる黒っぽい無毒のヘビだからという理由もあります。
先月も公園でランニング中にヘビを発見。それもランニング・コース上に!
でも10メートル程手前でガーデンスネークだとわかりました。幸いそのヘビ、とってもおとなしくじっとしていたのです。
なのでランニングの足をとめることもなく、何事もなかったようにヘビを飛び越しました。すごいでしょ?
って自慢するほどのことじゃないですね。実は3年前、この公園でランニング中にヘビを発見!大騒ぎをしてしまった私。
でもまわりにいた人達はいたって冷静。ウオーキング中のおばちゃんに
“ただのガーデンスネークよ~!”と言われ、笑われてしまったのです。
それが恥ずかしくて、ヘビに遭遇しても落ち着かなきゃ・・・と思ったのです。
でも!数ヶ月前、我が家の車庫でヘビを発見した時は驚いた、驚いた!見たこともない赤いヘビだったのです。
悲鳴をあげた後、落ち着け~と自分に言い聞かせて、よ~くヘビを観察すると、とってもきれいな模様のヘビじゃあ~りませんか!
さっそく写真におさめましたよ。

夫も“こんなの見たことない。”と感動。毒蛇とわかれば即“やっつける”(←もちろん夫の仕事)ですが、わからなかったのでしばらく観察してやさし~く外に追いやりました。
さっそくFlorida Fish and Wildlife Conservation Commission(フロリダ野生生物保護協会?)という所に、メールで写真を送り問い合わせてみると“スカーレット・キングスネークだろう。”というお返事が・・・
フロリダ州北部に出没するのは珍しいヘビとのこと。そんなヘビに出会えて(?)なんだか得した気分でした。
スカーレット・キングスネークは無毒、それも害虫や他の毒蛇も食べちゃう優れものなんだということも、後日協会の方が送ってくれたパンフレットで学習しました。
ただ可愛そうなことに模様がよく似ている毒蛇のコラル・スネークと勘違いして、スカーレット・キングスネークを殺してしまう人がたくさんいるそうです。

簡単な見分け方は鼻の色。スカーレット・キングスネークは赤い鼻、コラル・スネークは黒い鼻。お間違いなく!
車庫で“スカーレットちゃん”に出会って数週間後、お隣の人(女性)が悲鳴をあげて我が家に助けを求めに来ました。
何事かと思いよくよく話を聞くと、庭にヘビがいるので退治してほしいとのこと。
な~んだ、そんなことか。泥棒が入ったとか、火事とか、大けがをしたとか最悪のことを想像してしまいましたよ。
しかも夫が意を決して捕まえたのは、なんと、なんと体長15cm程のスカーレット・キングスネークの赤ちゃん。
うちの車庫に迷い込んだ“スカーレットちゃん”、あの後、無事出産したんですね。(←勝手にメスと決めてる私達。)
かわいい赤ちゃん、ビンの中に入れてしばらく観察した後、うちの庭(お隣さんから一番距離がある場所)に逃がしてあげました。

私がこのあいだ見たのはコラルっぽいよ!ボーっと外見てて、ホースかと思ったけど、なんで赤い?って不思議に思って、ずっと見てたら思い切りスネークだった。
隣の家のバックヤードに行ったらしくて、隣のおっさんにスコップでさされて家の前の池に放り込まれてたよ
コラル・スネークがお庭にでたの??考えただけで身震いするわ。お子ちゃま達が外で遊んでる時じゃなくて良かったね。
隣のおっさんにスコップでさされて池に放り込まれたってことは、あの池に集まる鳥達の餌になったかもしれないね。
いつだったか私、道端で鳥(egret)がくちばしにヘビを加えてお散歩してるところ、見たんだよね。ホント、ここにはいろんな動物がいておもしろいわ。
あるとき、ホストの子どもが部屋で「snakeがいる」といって大声を上げるので、見に行ったのだけれど、指差す先を一生懸命見たのだけれど、見当たらなくて、小さな子どもの想像の世界のヘビかと思って適当に話をあわせていたのですが、本当にいたらしく、ホストマザーがティッシュでつまんでつぶしました。
きっと尺取虫くらいの小さなヘビだったんでしょうね。私はそんなヘビがそんなに小さいこともあるなんて思いもしなかったので、一生懸命探していながら、見えていませんでした。日本で生まれたての赤ちゃんヘビなど見ることがないので、カルチャーショックでした。
しっかし、スカーレット・蛇(省略)はなんて派手なお色をしているんでしょうか!でも赤だとつい毒蛇に見ちゃいますね。(哀)
私のアパートでも小さな虫たちを食べてくれる「クモ」は大事に生かしてあげてます。(←同居人の指示により)バスタブのシャワーで溺れているクモはそのままあの世行きになってもらいますが、部屋の端っこなどでもそもそしている場合、ほったらかしです。あ、クモと言っても、足と身体が糸のように細いタイプです。なのであまり気持ち悪くありません。だけどヘビだったらちょっとダメですねぇ、さすがに。(汗)
いくら小さなヘビの赤ちゃんでも、ティッシュでつまんでつぶすなんてすご過ぎます!同じフロリダで生活する日本人としてホストマザー、尊敬しちゃいます。私はまだまだ修行が足りませんね~。
話が変わりますが、うちの息子はnaonaoさんのホストファザーの出身大学(UCF)のライバル校(USF)に通っています。昨日(土曜日)、両校のフットボールの試合がありました。ライバル校同士の試合で、毎年とても盛り上がると聞いていたので私も見に出かけたかったのですが、都合がつきませんでした。(涙)両校の試合はInterstate 4沿いに大学があるので“I-4 War”と呼ばれているんですってね。マーチングバンドに入っている息子は試合よりもUCFのバンドとのジョイント演奏を楽しんだようです。肝心の試合は64-12でUSFが勝ちました。
そうですよね、赤とか派手な色=毒と思っちゃいますよね。でも今回のことでスカーレット・蛇(私も省略。
私もクモは苦手です。小さいクモは平気ですけど。太くて毛深い足だったり直径3センチ以上だと、もうダメです~!本当は大事にしてあげなくちゃいけないんでしょうけどね。