夢月物語

夢は旅立ち月とめぐり逢い
かけがえのない日々を写真とともに
「散る桜残る桜も散る桜」
逝った母へ捧ぐ

少年犯罪と被害者家族

2008-04-22 | Weblog
山口、光市母子殺害事件で死刑判決がでました
いたたまれない事件です

娘を持っている、友人たち、それも男性、
もし自分の子供が犯罪の被害者になったとしたら
という仮定の話をすると

そこで必ず同じ答えが返ってきます
「そいつを、抹殺する!」

私の父は、兄弟が多く、弟も2人です
上の弟が16歳のとき、隣の地域のお祭りに
出かけました 仲の良い地元の友人たちと一緒です
隣の地域の少年と、地元の友人
ささいなことで、喧嘩になりました
弟は、柔道をするため、暴力に訴えることはせず
仲裁をかってでました

しかし、相手の一人のナイフで刺され
その日、夜遅く、病院で亡くなりました

お葬式の当日、頭を丸めた少年Aが謝りに来ました

この事件は、私の両親が婚約中に起こりました
父はこの事を、いっさい語りません
母が教えてくれただけです
私にとっては、逢うことがなかった
叔父です 
お葬式の時の祖母の様子を母が教えてくれました
「あんなに、かわいそうな姿、見たことがなかった・・・」

少年Aは、少年院へ行きそれっきりだそうです

後日談 
私が叔父の事件の話を友人のNにしたところ
少年Aは、大人の男性としてNの身近にいました
自分で事件のことを、話のネタにして

私が逢えなかった叔父は体力があり
結婚前の若かった母を自転車に乗せ
駅まで、送ってくれたそうです
実家の仏壇、祖父の写真のすみ
16歳の笑顔があります

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