夢月物語

夢は旅立ち月とめぐり逢い
かけがえのない日々を写真とともに
「散る桜残る桜も散る桜」
逝った母へ捧ぐ

だるま落とし

2011-08-22 | 母 脳梗塞 闘病、リハビリ





土曜日
父が母がヘンだと電話してきたとき
私が叫んだ一言
「救急車を呼んで!」


「ドコの救急車?」
などとワケがわからなく
パニックだったと思い返しました




冷蔵庫に切りかけのリンゴ



こんなイビツな形にしか
切れない母

でも、父のために
リンゴとバナナをカットして
毎日、冷蔵庫に準備してました

日曜
私が切りました



このあと
母を訪ねると
意識がなく
ただただ寝ている

夢父も私も父も
いろいろ
話しかけるのですが
反応がありません

父が帰宅したあと
月が待っている車で
水澤観音



5年前
夢父がバイクで
大急ぎで買ってくれた
お守り



再び求め
護摩木にも名前を書いて
お参りしました

近くの伊香保温泉の
石階段にちょっと寄って






そして今日
朝、目を開けたと
父に電話して知り

実家へ行ったあと
母に会いにいくと

弱弱しく瞳を開けました

まだ眠りのなかにいるようで
再び寝てしまう


夕方、作業療法士のMさんが
挨拶にきて
「宜しくお願いします」
母、反応ナシ



5年前もタイヘンだったと
思っていたけれど
今回は、予想することも難しく
父も眠れないようです



積み木をすこしずつ
積み上げるように
リハビリしながら
過ごしたこの5年

失語症を抱えながらも
母の努力で
元気になったと思ったら

だるま落としのように
突然
カーンと砕かれてしまった



昨夜は
絶望の淵に立った気持ちでしたが
母のわずかに開いた
目を見たら

どんどん話しかけてた私



左足に装着
血栓を予防するストッキングです



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コメント (4)
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