夢月物語

夢は旅立ち月とめぐり逢い
かけがえのない日々を写真とともに
「散る桜残る桜も散る桜」
逝った母へ捧ぐ

無神経なドクター  ~母 入院~

2014-11-05 | 家族



ペースメーカーの電池
交換手術のため
ホームから病院へ

スタッフ運転のワゴン車に母
私はその後をついていきました

10時入院手続き
父も既に到着

血液検査
レントゲン

個室へ



薬、胃ろうのセット
薬剤師さんに手渡し

担当看護師さん
褥瘡チェック

お昼近くになるので
父、帰宅してもらう

パジャマ7着
レンタル

担当ドクターは手術中のため
術前説明の時間がはっきりしない

個室へ私物を運び
整理する

足りないものを売店で買う

15時 
ようやくドクターが
術前の説明に来る

いつもの担当医ではなく
初めてのドクター



いきなり
びっくりするひと言

寝たきりの患者さんには
 ペースメーカーの電池交換は
 オススメしないのですが・・・


なにをいまさら言ってるのか

納得できないので
「手術のため入院してるでしょう もう!
 それに
 母は寝たきりじゃありません」

ドクター
「でも、全介助でしょ ご自分で動けないのでしょ」
などと、続ける

なんだこの医者!
「施設では、ベッドから車いすへ移動して
 車いすで過ごしてます
 リハビリでST(言語聴覚士)の嚥下訓練もしてますし
 OT(作業療法士)が歩く練習も15メートルくらいしてます」

前回の検査で
担当医が電池交換が必要と
診断して入院したというのに
(心で怒鳴る)

一番上のドクターの
診断をくつがえすつもり?
(心で叫ぶ)

主張する私に驚いたのか
(けっこう、強い口調に)
呆れたのか
わからないけれど

今度は普通に
術前の説明を始める
(ただ言いたかったのか理解に苦しむ)



帰り際
母と握手させてやった

「この先生が手術してくれるよ」

ぎゅっと握る母

「力強いですね」

そうでしょ
寝たきりにさせないため
日々、努力してるのだから



寝たきりなら
電池も交換せず
そのまま心臓が止まって

あの世行きも
自然の摂理なんだと
言いたかったのか

自分の親でも
そんなことが言えるのだろうか



退院するとき
病院へ申し出ようと思う
このやり取り


母は自分の状況を理解して
入院し
手術を待っている


明朝9時
約1時間の手術

終わるころ
父が来る予定

無事を祈ろう


しかし
疲れた一日です
明日もね・・・





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