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ロレス・アレキサンドリア「 But Beautiful 」1988年

2017年07月19日 | 音楽
ロレス・アレキサンドリア「 But Beautiful 」1988年

 このクールな歌声は1988年、彼女の晩年とも云う時期に録音されたものです。
とても艶やかで伸びのあるヴォーカルです。
音楽ライターでジャズ評論家の富澤えいちさんが JNV(Jazz Navi Vocal編)で解説しています。

ジャズ・ヴォーカルを取り上げて、そのアーティストの特徴や功績、
聴きどころなどを解説するJNV(Jazz Navi Vocal編)。
今回はロレス・アレキサンドリア(ロレツ・アレキサンドリアとの表記もあり)。
アメリカのジャズ評論界でも“ダイナ・ワシントン、サラ・ヴォーン、
カーメン・マクレエ、エラ・フィッツジェラルドに並ぶ逸材”と言われながら、
知名度がイマイチなのがロレス・アレキサンドリア。

1929年米イリノイ州シカゴに生まれた彼女は幼いころから
教会の聖歌隊で歌い始め、教会を巡るツアーの一員にもなっていたようだ。
1957年にレコード会社と契約、2枚目のアルバム
『Lorez Sings Pres: A Tribute to Lester Young』が好評を博し、
ロレス・アレキサンドリアの名前を広めることになった。
続く『The Band Swings, Lorez Sings』ではフル・オーケストラをバックに、
サラ・ヴォーンやカーメン・マクレエを凌ぐ歌唱力でファンを魅了。
1964年にロサンゼルスに移った彼女は、ここで代表作となる
『ザ・グレイト』と『モア・ザ・グレイト』を制作。
1993年『Star Eyes』をリリースした直後に脳血管障害で倒れ、
完全には回復せずに引退を余儀なくされ、2001年に亡くなっている。享年74歳。



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