□作品オフィシャルサイト 「366日」
□監督 新城毅彦
□脚本 福田果歩
□原作 「366日」物語委員会
□キャスト 赤楚衛二、上白石萌歌、中島裕翔、玉城ティナ
■鑑賞日 1月12日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
HYの名曲「366日」。誰もが知っている曲だし、涙した人も多いだろう。
この曲をモチーフにオリジナルストーリーで描いた映画。
今はそのHYを聴きながら感想を書いている。
沖縄の高校生の湊(赤楚衛二)は、同じ高校の後輩である美海(上白石萌歌)と出会い、
二人は惹かれ合いながらも、以降大学生になり東京で同棲するようになる。
しかしながら美海が病気で母を亡くし、しかも美海は妊娠を知っていながらも湊と別れる。
それ違いの恋愛映画なんて、今までにもあったけれど、誰もが耳にしたことのある
「366日」の曲を聴きながら、色んな自身の想い出を重ねることは多いだろう。
余談ながら、若い頃に自分にも同じようなことがあったなぁと、
この映画を観ながら、懐かしく思い出していた。
不思議なことに17歳の頃の恋は終わったけれど、今でもその時の彼女と会っている。
時代が時代だけに、MDとかで互いの好きな曲を交換するなんて、すごくわかる。
もちろん僕の時代はカセットテープだったけど(笑)
スマホなどない時代だったから、不自由さの中で交換日記なんかもしてたなぁ・・・。
一番立場上辛いだろう美海の夫・琉晴役の中島裕翔がなかなかいい演技だった。
上白石萌歌もなかなかいい演技をしていて、お姉ちゃんに負けない演技だったかなぁ
何かどこかで萌歌ちゃんの歌うシーンも入れて欲しかったなぁ。
知り合って二人の20年の経過を紡ぐこの映画、
ただ、湊も美海も琉晴も高校生の頃とあまり容姿が変わっていなくて、
もう少しそこに時の流れを感じさせてくれたら・・・と思ったりして。
途中からすすり泣く声があちこちで漏れていたが、
隣りの女がずっとポップコーンの音を響かせ、それが無くなったらずっと鼻をすする音
先に泣かれると興醒してしまうやん。