□作品オフィシャルサイト 「ザ・ホエール」
□監督 ダーレン・アロノフスキー
□脚本・原作 サム・D・ハンター
□キャスト ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、サマンサ・モートン
■鑑賞日 4月25日(火)
■劇 場 TOHOシネマズ日本橋
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
第95回アカデミー賞でブレンダン・フレイザーが主演男優賞を受賞。
メイクアップ&ヘアスタイリング賞とあわせて2部門を受賞した作品。
272kgの巨体の男チャーリーを演じたブレンダン・フレイザー。
チャーリーは妻や娘と別れ、一人暮らしで自宅のソファからほとんど動くことが出来ない。
仕事はオンライン講義の講師をしているが、カメラは常にオフ。
人に会うこともなく、現実逃避と過食を繰り返した結果、巨体は歩行器なしでは移動できないほど。
離婚の原因はチャーリーがアランを亡くしたこと。アランの妹で看護師のリズ(ホン・チャウ)に
介助してもらいながら、心不全の症状が悪化しても病院へ行くことを拒否。
死期が近いことを悟った彼は、疎遠になっていた娘エリーと会えなかった時間を
取り戻そうとするが彼女は問題児だった。
「ハムナプトラ」シリーズでブレイクしたブレンダン・フレイザー。
久しぶりに見たと思ったら、いきなりのアカデミー主演男優賞受賞。
この映画、そもそもは舞台劇。主人公は動けないから部屋の中だけの展開。
監督の意向で画面比を「縦1:横1.33」で撮影している。
昔のTVサイズって感じかな(笑)
川崎の3館あるシネコンでは上映されなかったので日本橋まで行きましたよ。
やはり中心は主人公チャーリーを演じたブレンダン・フレイザーの顔の表情や仕草。
巨体は特殊メイクなのでほぼソファーに埋もれているので動きなし。
なので目の動きや顔の表情がほぼ全て。本当に体重を増やしたわけではないが、
それでも想像できる巨体の動きはそれなりに表現できていた。
簡単なようで難しい役回りだったが、かなり工夫の跡が見れる演技だった。
ストーリーについてはそんなに素晴らしいものだとは思わなかったものの、
フレイザーの演技と巨体造りの特殊メイクを評価してのアカデミー受賞だったのだろう。
感動的なのは娘との再開より、常に面倒をみていた看護師のリズ(ホン・チャウ)との
やり取りだろう。家族よりも家族らしく、チャーリーと兄との関係を理解し、
先に逝った兄に代わり献身的に尽くしていた姿と生きていて欲しいと願う姿に感動した。
このフレイザーのアカデミー賞主演男優賞には納得いくものだった。
そして『エブエブ』でジェイミー・リー・カーチスが助演女優賞を受賞したが、
僕的にはこのホン・チャウに助演女優賞を差し上げたい。
余談ですが、妻役のサマンサ・モ-トン、ショーン・ペンと共演した
ウディ・アレン監督の『ギター弾きの恋』が好き。
意外に少ないので驚きました。
私の近くにも複数映画館ありますが、1館しか上映されていません。
私も娘とのやりとりより、看護師とのシーンの方が
感動的でした。
ホン・チャウさん、中国系かな?と思ったら
ベトナム出身の方なんですね。素晴らしい演技でした☆
>オスカー獲ったので、上映館数あるのかな?と思ったら意外に少ないので驚きました。
確かに少なかったですね>< ボクは日本橋まで(汗)
>私の近くにも複数映画館ありますが、1館しか上映されていません。
シネコンもアカデミー前にそんなに客入りする作品だと思わなかったのでしょうね(笑)
>私も娘とのやりとりより、看護師とのシーンの方が感動的でした。
ホン・チャウさん、中国系かな?と思ったら
ベトナム出身の方なんですね。素晴らしい演技でした☆
僕も検索してベトナム出身だと知りました。
喜怒哀楽、チャーリーとリズのやり取りに感動しました!