□作品オフィシャルサイト 「少年メリケンサック」
□監督・脚本 宮藤官九郎
□キャスト 宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城、ユースケ・サンタマリア、勝地 涼、ピエール瀧、田辺誠一、哀川 翔
■鑑賞日 2月14日(土)
■劇場 109CINEMAS川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
あおいちゃん、オヤジ臭も何のその、思いっきりハジケてました~ やっぱカワユイ~
お馴染みのクドカン・ワールド炸裂。 今回はまた一クセも二クセもあるようなオッサンバンド。 もとい25年前の現役時代は若者だった(笑)、少年メリケンサック。 何故かオヤジ4人組のパンクバンド。 メンバーには佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、三宅弘城。 ひょんなことからレコード会社に勤めるかんな(宮崎あおい)は、彼らの現役時代のパンクバンド“少年メリケンサック”のライブ映像を発見して契約。 しかしながら・・・。 かんなの会社で昔はパンクやってたオカマ社長にユースケ・サンタマリア。
なんと、個性的な面々(笑) ベースの秋夫(佐藤浩市)は高円寺の飲んだくれ、ギターの春夫(木村祐一)は実家の酪農を継ぎ、ドラムのヤング(三宅弘城)は痔で椅子に座れない、ボーカルのジミー(田口トモロヲ)は事故の後遺症でしゃべれないという4人組。 しかも秋夫と春夫は兄弟(笑)
まああおいちゃんがあの細い体で最後までもつのかいなとオジサンは心配しながら観ていたのだが、なかなかサーカスの猛獣使いの如く、勝手気ままなオヤジバンドをツアーをこなすたびに手なづけていく過程が興味深い
ちなみに篤姫やりながら並行して撮っていたというから、もしやNHK大河ドラマの鬱憤をこの映画で晴らしていたのかな(笑)
しかし、あおいちゃんがしょっぱなからウ○コの洗礼を受けたのにはビックリ 車中のオ○ラ一発500円はいいアイデアかも(笑)
佐藤浩市もそのメイクや髪型はいいのかと言うぐらい壊れてる。 『誰も守ってくれない』とは180度違ったタイプ。 しかし・・・その目張りはいいのかぁ(笑) でも佐藤さんも若い頃はリアルタイムでセックス・ピストルズやクラッシュを聴いていたとか 余談だけど、最近の邦画のメイン作品には必ず登場されている佐藤さん、今流れてるビールのCMのラストカットでは、そのお顔、いささか疲れておられるような(笑) キム兄はまんまな感じだけど、一番壊れてたのは田口トモロヲ選手かな(笑) なんだか見てくれが清志郎に似てた感じもするし(笑) ちなみにトモロヲ選手、ライブの撮影中の必須アイテムは酸素ボンベだったとか
佐藤さん、あるインタビューで、「狭い車の中にオッサン4人とあおいちゃん、加齢臭もあったろうに(笑)。 とにかくこの映画は主役のあおいちゃんがふんばったと思う。 これだけクセのあるおやじ4人が出て芝居しても、彼女は絶対に土俵を割らずに受けとめましたからね。」と。
随所にクドカン・テイストが出ていて、大笑いは少なかったけど中笑いの連発で、しかもジェネレーション・ギャップを上手く使って結構仕掛けもあちこちに。 ロードムービーではないけれど、旅は人間を大きくし、新しい発見をし、同行する人間お互いの気持ちとその方向性を再確認できる。
あおいちゃんもこのオッサンバンド4人と映画とは言え、1ヶ月近く一緒にいると連帯感が出てきて、その雰囲気がいい意味でスクリーン上に反映されていたように思う。 それを表している言葉が佐藤さんのインタビュー記事の中にあった。
「ロケの最終日、僕たちが彼女より3時間ほど前にクランクアップしたんですよ。 新宿でおやじ4人で飲んでいて、あおいちゃんが夜中の3時ごろに終わるから、どうする?と相談し、行って彼女が感動するさまを見ようぜと、酔っ払いおやじが花束抱えて行きました。 そんなエピソードもこの作品だからこそだと思いますよ。」と。
「若い時は大人にバカにされ、年をとったら若者にバカにされる。 だから今やるしかない。」
ps: ところであのピエールの鼻は作り物なの? 翔サンはご愛嬌(笑)
そうそうお久しぶりの遠藤ミチロウ君の姿も(笑) 昔、見送りに来てくれてバスに手を振ってくれたなぁ~
エンディングのユーミンの名曲「守ってあげたい」は男2人のヴォーカルでいいの(笑)
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同性からも嫌われないタイプだと思います。
大笑いというよりも中笑いがたくさん含まれている作品でした。
中には小学生にウケそうなお下劣な笑いも?(笑)
佐藤浩市の今回のキャラ大好き☆
むちゃくちゃだけど
言うてる事に頷いてしまうワタシって、、、
大河とこれ
あまりに違うんで
極端な仕事はむしろ
自分をニュートラルにもってこれて
よかったんじゃないかな。
篤姫は暴れたい!?
メリケンはバトル!?
どちらも大変
でもどちらも精神安定剤だったかも~。
>あおいちゃん、大人気ですね~。 同性からも嫌われないタイプだと思います。
そうですよね^^ ある意味中性的魅力もありますよね(笑)
>大笑いというよりも中笑いがたくさん含まれている作品でした。
仰るとおりで^^
>中には小学生にウケそうなお下劣な笑いも?(笑)
ですねぇ(笑)
>勝地涼のまーくん(泣)パンクしてホッとするなんて。
(笑)
>佐藤浩市の今回のキャラ大好き☆ むちゃくちゃだけど言うてる事に頷いてしまうワタシって、、、
やっぱ、同世代ですか(笑)
>大河とこれあまりに違うんで極端な仕事はむしろ
自分をニュートラルにもってこれてよかったんじゃないかな。
そこが俳優の大事なところでは^^
>篤姫は暴れたい!? メリケンはバトル!? どちらも大変でもどちらも精神安定剤だったかも~。
そうですね^^
でも、あおいちゃんにとってはいいカンフル剤だったかも^^
しかも、今作はかなりはじけていますよね。
宮崎さんも、今までのイメージを覆すはじけっぷりでしたね。
>佐藤さんも多忙ですよね。
ホント、どこにも顔出しているようで(笑)
>しかも、今作はかなりはじけていますよね。
若い頃パンクファンだったから、ベストマッチだったのかも(笑)
>宮崎さんも、今までのイメージを覆すはじけっぷりでしたね。
やはり篤姫での鬱憤が(汗) でもクドカンの脚本だから仕方がないかな(笑)
クドカンもとうとう、中高年の悲哀が分かるようになったか・・・
と思わせるいい映画でした。
この笑いと評価はきっとジェネレーションギャップがすごくあるんでしょうね。
宮崎あおいは天才だと思いました。
>クドカンもとうとう、中高年の悲哀が分かるようになったか・・・と思わせるいい映画でした。
ですよね(笑) 想像の世界でしょうか?
>この笑いと評価はきっとジェネレーションギャップがすごくあるんでしょうね。
おそらく仰る通りだと思います^^
>宮崎あおいは天才だと思いました。
ホント、若いのに彼女は凄いですね!
そーそー、大笑いではないんだけど中笑満載でしたね。
でも、クドカンさん、あおいちゃんには、可愛さは求めたものの、コメディアンヌとしては求めていませんね。
ボクだったら、あの臭いオッサンたちに混じって、絶叫パンクをやらせたね。それがパンクだよ。