□作品オフィシャルサイト 「ヘブンズ・ドア」
□監督 マイケル・アリアス
□脚本 大森美香
□キャスト 長瀬智也、福田麻由子、長塚圭史、大倉孝二、和田聰宏、黄川田将也、田中泯、三浦友和、SACHI、霧島れいか
■鑑賞日 2月11日(水)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
かつて僕のお気に入りの1本でもあった、ドイツ映画の『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』の日本でのリメイク版。 当時、結構ドイツ映画は勢いがあって内容は違うが『バンディッツ』や『ラン・ローラ・ラン』なども面白い作品だった。
元々は男二人の逃走劇であったが、今回は男女の逃避劇に嗜好を変えている。 しかしながら本質的には長瀬VS男性の方が面白い内容になったようにと思う。
それは春海役の福田麻由子が設定年齢(14歳)より幼く見えるため、酒や銃や謎の組織のそれに深みが増してこないところが入り込めない要因だと思う。
余談だが、先日観た『誰も守ってくれない』の志田未来ちゃんだったらもう少し変わっていたかも・・・。
「天国じゃさ、みんな海の話をするんだ」
生まれて物心ついて以来入院生活を続けてきた春海は海を見たことがない。 あと3日しか持たない命の灯を細々ともしながら、それでも春海に海を見せてやろうと勝人(長瀬智也)は窃盗や郵便局強盗を繰り返す。
切羽詰って、雨の振る中倒れた勝人のために、薬局を探し、劇薬を求める春海が、拳銃を使うシーンではわかっていながらも泣けてきた。 そして、海で静かに逝ってしまって勝人が春海のこわれそうな細い肩にもたれかかったままエンディングを迎えるシーンは、そこまでの逃走過程をエンドロールとともに思い浮かべることになった。
途中所々にサービス・カットがあり、PUFFYの由美ちゃんや、土屋アンナ、彼女の望みだった“イケメンとのキス”を死ぬ前に叶えてやろうと残った金でホストクラブに
連れて行った中にホスト役で嵐の二宮クンが(笑)
そういう意味では楽しめたけれど、オリジナル版に比べるとやはり見劣りしたことは間違いない。
迷惑をかけた母親に手紙を出し、海のそばの実家で洗濯物を干す母の姿を見て、会わずに行く長瀬にはしっかり泣かされたけど、やっぱりどんな時代も母親の存在はなくてはならないものだと思ってしまう。
申し訳ないが、今回三浦友和はあまり効いていなかったし、お久しぶりの田中泯さんもいまひとつ感、そして大倉孝二もしかり。 ただ長塚圭史のキレ加減はいいかも(笑)
「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」はもちろんボブ・ディランの楽曲 色んなアーティストにカバーされているが、本作ではアンジェラ・アキが なかなかいい感じに仕上がっていたし、エンドロールに余韻を加えていた。
最後に、プロデューサーのU氏、今度撮影現場に誘っておくれ(笑)
私は見てなかったので楽しめましたが、元の方も是非見ておきたいです。
色々と突っ込み所はあるものの、マイケル・アリアスのセンスって面白いな~って思いました。
コレはボブディランで聞いてナンボでしょ。
と、いいつつ、元ネタのノッキンオン・・・のほうも
ディランの声じゃないってホント?
ディランつながりで「アイム・ノット・ゼア」も
見たんだけど、
こっちはいまいちようわからんかったのに
エンドロールのラストで
「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」が流れて
感動してました。コレが聞きたかったのよ~って。
オカンとの再会シーンはリメイクのほうが
個人的には好きです。
でも、あのノリ、あの雰囲気、
オリジナルのヘブンズドアにはめっちゃハマりました。
2,3回見たな。この短期間に。
私にしては珍しいです、コレ。
・・・相棒をどうして少女にせなあかんかったの?
>オリジナルの方を先に見てる方にはやや不評な感じですね。 私は見てなかったので楽しめましたが、元の方も是非見ておきたいです。
ぜひオリジナル版は観ておいて下さい。
あのころのドイツ映画、なかなか良かったですよ!
>色々と突っ込み所はあるものの、マイケル・アリアスのセンスって面白いな~って思いました。
そうですね(笑)
>コレはボブディランで聞いてナンボでしょ。
ま、そうだけど、この日本版のシチュエーションでディランがかかるとツブれてしまいます(笑)
>ディランつながりで「アイム・ノット・ゼア」も見たんだけど、こっちはいまいちようわからんかったのにエンドロールのラストで「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」が流れて感動してました。コレが聞きたかったのよ~って。
ディランのあのヴォーカルは独特ですから、上手くノッかると味わいがありますが、なんだか無機質なので難しい(笑)
>オカンとの再会シーンはリメイクのほうが個人的には好きです。
なるほど。
>でも、あのノリ、あの雰囲気、オリジナルのヘブンズドアにはめっちゃハマりました。 2,3回見たな。この短期間に。 私にしては珍しいです、コレ。
そうでしたか^^
僕はオリジナルを当時2回続けて観ましたよ!
>・・・相棒をどうして少女にせなあかんかったの?
わかりまへん(笑)
今度、アスミックに聞いておきますわ(笑)
当Blogの酷評記事にTB頂きまして恐縮しております。
当Blogの場合どうしてもこの手の作品は一貫してこっ酷く酷評に徹しているためこの作品だけ絶賛してしまうと今までは何だったんだ?と炎上してしまいますので今回の内容となりました。
今年は余命に関する作品が多いですが、このような事をしたら天国へ行けないんだよという警告の意味で創ったのならその意味合いは大きいでしょうね。
>当Blogの場合どうしてもこの手の作品は一貫してこっ酷く酷評に徹しているためこの作品だけ絶賛してしまうと今までは何だったんだ?と炎上してしまいますので今回の内容となりました。
僕の場合も結構酷評しちゃいますけどね(笑)
その場合はわかり易く書いてること自体短いですし(汗) 自分からもTB貼りに回らないですし。
>今年は余命に関する作品が多いですが、このような事をしたら天国へ行けないんだよという警告の意味で創ったのならその意味合いは大きいでしょうね。
オリジナルとは別の意を狙ったのでしょうが裏目だったですね? オリジナルを観た人はガッカリする人もいるでしょうしね。
やっぱりドイツの元映画を好きだった人は、つい比べて見ちゃうところがありますよね。
私はドイツ→日本→ドイツという順番で見ちゃったりもしました。それで思ったことは、長瀬クンは世界的に見ても格好良いんだな~って事でした。
田中泯サンは、もったいなかったですね。好きな役者さんだし、最初この映画に出て来た時は、渋い人選だな~!って心で拍手したんだけれど。
わ~~ん!!cyazさん、映画関係者とお知り合いなのね?^^ いいなぁ~~!!
>やっぱりドイツの元映画を好きだった人は、つい比べて見ちゃうところがありますよね。
そうですね(笑)
>それで思ったことは、長瀬クンは世界的に見ても格好良いんだな~って事でした。
ほうほう、好みなんですか、長瀬クン?
>田中泯サンは、もったいなかったですね。好きな役者さんだし、最初この映画に出て来た時は、渋い人選だな~!って心で拍手したんだけれど。
こういう役者さんを上手く使えばこそ、映画が締まるというものです^^
>わ~~ん!!cyazさん、映画関係者とお知り合いなのね?^^ いいなぁ~~!!
はぁ、すこしばかりのコネクションが(笑)