□作品オフィシャルサイト 「最後の初恋」
□監督 ジョージ・C・ウルフ
□原作 ニコラス・スパークス
□キャスト リチャード・ギア、ダイアン・レイン、ジェームズ・フランコ、スコット・グレン、クリストファー・メローニ、ヴィオラ・デイヴィス
■鑑賞日 9月28日(日)
■劇場 109CINEMAS川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
嵐が近づくノースカロライナ州の海辺の街を舞台に、中年の男女出会いを描く作品を、今回で『コットンクラブ』『運命の女』に続き3度目の共演となるリチャード・ギアとダイアン・レインの共演が予告編の段階から楽しみな作品だった。
原作は『メッセージ・イン・ア・ボトル』や『きみに読む物語』などで知られるニコラス・スパークス。 中年の男女が偶然、一生を左右するような出会いを別れをほんの短い間に経験する。
離婚を機に自分の足元を見直しているエイドリアン(ダイアン・レイン)と、手術ミスで訴えられているドクター・ポール(リチャード・ギア)。 そんな二人が海辺の小さな街にある友人の宿で出会う。
あんなビーチにペンション風のホテルを建てて大丈夫なのかなぁって感じはしたが、それぞれ違う意味で心に傷を持ちながら、二人は短いときの流れの中で、忘れていた何かを呼び起こすかのように大人の愛を確かめ合う。
そこは、リチャード・ギアとダイアン・レインだから美しく素晴らしいものに見えるけど、実際にこの映画を観て、何か忘れていた熱いものを呼び起こした人もいただろう。
若ければ迷いなく相手の心に飛び込んでいけるけれど、人生を長く生きていると、考えないことまで考えてしまうようになり、お互いの置かれた立場に一線を引いてしまって、上手く相手を見れない。 いや見たいけど焦点を自らズラしているような感じなのかもしれない。
リチャード・ギアは結構いつまでも若く見えるが、ダイアン・レインはさすがに年取ったって感じ。 でもこの映画では逆にその疲れた感じが功を奏したといえるのではないか。
互いに影響されながら、本当に愛情はどういうものかを、二人の会話の中で描き出す。 特にスコット・グレンが演じる短い言葉の中に全ての感情を注入した様子は、言葉数やストーリーは違えども、あの『きみに読む物語』でデユークを演じたジェームズ・ガーナーのそれに近い。
最後はハッピーエンドにならず悲しい結末になってしまったことは残念だが、やはり最初でも最後でも“初恋”は成就しないものなのだろうか?
日本でもおなじみのダニエル・パウダーの「ベスト・オブ・ミー~素顔の僕をうけとめて」もイメージ・ソングとしてマッチしていました
!
余談ですが、ハリウッド女優で一番最初に会ったのがダイアン・レインでした。 握手とサイントをしてもらったことは今でも忘れません。 まるで子供のように、握手してもらった手を洗いませんでした。 実にもう19年前のことですが(笑)
そういえば好きな映画の1本でもある『メッセージ・イン・ア・ボトル』もニコラス・スパークスの原作の映画化だった。 そのときケビン・コスナーと共演し、彼のオヤジさん役だったポール・ニューマンが亡くなった。 昔はバリバリの個性の強い懐の深い役柄で主役を張っていたが、後には老練なシブい演技で脇役に徹していた。 2度と出ないタイプの俳優だったので凄く悲しいし、淋しい。 ご冥福をお祈りします。
トラックバックありがとうです。(*^-^*
cyazさんはダイアン・レインにお会いになった事があるのですね♪
ダイアン・レインは若い頃の出演作では背伸びしている感じがしたけど、
今は年齢相応の円熟味のある美しさですよね☆
彼女は無理に若作りしていないし、演技も自然体な女優さんですね。(*^-^*
TBありがとうございます。
>ダニエル・パウダーの「ベスト・オブ・ミー~素顔の僕をうけとめて」もイメージ・ソングとしてマッチしていました!
私も予告編やCMで聴いて、あの曲はこの映画に合うと思っていたのですが…
作品中はまったく流れなかったのでがっかりしました。
イメージソングってそういうことなのでしょうか?
私も川崎のシネコンにちょこちょこ出没してまして、「最後の初恋」は109で観ましたが土曜日なので一日違いでしたね。
いつかすれ違うこともあるかもですが、そのときはよろしくお願いいたします、って顔知らないので無理ですけど(笑)
とりあえず、ご挨拶まで。
きれいなお花や美味しそうなものもたくさんアップされているのでまた覗かせてくださいね。
>ダイアン・レインにお会いになった事があるのですね♪
はい^^ とても美しかったです!!!
>ダイアン・レインは若い頃の出演作では背伸びしている感じがしたけど、今は年齢相応の円熟味のある美しさですよね☆
そうですね^^ 『ストリート・オブ・ファイアー』好きです!
>彼女は無理に若作りしていないし、演技も自然体な女優さんですね。(*^-^*
そこは魅力ですね、彼女の^^
>私も予告編やCMで聴いて、あの曲はこの映画に合うと思っていたのですが… 作品中はまったく流れなかったのでがっかりしました。 イメージソングってそういうことなのでしょうか?
基本的にイメージソングはテーマソングや主題歌とは違いますので、本編でかかることはありません。 上映の合間ではかかっていることが多いですね^^
>私も川崎のシネコンにちょこちょこ出没してまして、「最後の初恋」は109で観ましたが土曜日なので一日違いでしたね。
そうでしたか^^
>いつかすれ違うこともあるかもですが、そのときはよろしくお願いいたします、って顔知らないので無理ですけど(笑)とりあえず、ご挨拶まで。
>きれいなお花や美味しそうなものもたくさんアップされているのでまた覗かせてくださいね。
こちらこそ、ルパンさんもかなりの映画を観られているようなの、またこちらからもお邪魔しますのでよろしくお願い致します^^
自分はあの浜辺のホテル、あの佇まいが自分の心にグッときちゃいました。
確かに嵐の中ではすぐにやられてしまいそうだけれど、ちょっと泊りにいってみたいなーと。青の間に。
この2人の共演はとっても安心して観られるのがいいなー。
イメージ・ソングもよかったですねー。作品そのものに余韻が少ない分、イメージ・ソングで盛り上げているなーって感じでもあったかなと思うけれど。
>自分はあの浜辺のホテル、あの佇まいが自分の心にグッときちゃいました。
いい感じでしたよね^^ 嵐以外なら(笑)
>ちょっと泊りにいってみたいなーと。青の間に。
それは同感です^^
>イメージ・ソングもよかったですねー。作品そのものに余韻が少ない分、イメージ・ソングで盛り上げているなーって感じでもあったかなと思うけれど。
ま、タイムリーだったかもしれませんね^^ダニエル・パウダーは~♪
ダイアン・レインと同年代なのでかなり共感できるものがありました。
確かに老けたけど私もだ・・・とか思ったりして(笑)
女優として上手に年齢を重ねていると思います。
『ストリート・オブ・ファイアー』・・・私も好きです♪
踊りだすシーンでは映画を思い出してしまいました(笑)
>確かに老けたけど私もだ・・・とか思ったりして(笑) 女優として上手に年齢を重ねていると思います。
確かにそうですね^^ ひらで~さんもきっと・・・。
>『ストリート・オブ・ファイアー』・・・私も好きです♪ 踊りだすシーンでは映画を思い出してしまいました(笑)
あれほどハードではないにしろ(笑)
リチャード・ギアはシャル・ウィ・ダンスでトレーニング十分ですね(笑)