水墨画・墨彩画家 岡田潤のあッこりゃまた日記 

水墨画・墨彩画家。児童文学作家。花のスケッチが趣味。絵を描く事で物語が生まれる! 日々、楽しいことばかり!

チョイ姫 お江戸日本橋へ行く!!の巻?

2006-07-23 | あッこりゃまた一座

チョイ姫が、日本橋三越のこども博に登場です!! 日本橋三越本店7階 7月29日(土)11時~ 5時~            30日(日)11時~ 4時~新作の紙芝居「おっちょこチョイ姫 和紙ってすごい!の巻」をしますすっごい面白い紙芝居になりました~。亜子ちゃんの和紙仙人めちゃ面白いよ。実はこの和紙仙人は、2巻で登場のキャラ。

あ~~、本より先に紙芝居で、それも、お江戸越後屋に登場です!!

さすが、和紙仙人!! 本の方は、もうちょっとまってね!!


かわら版屋の枝八

2006-07-21 | チョイ姫
そこへかわら版屋の枝八が、すりたてのかわら版を持ってやってきました。
「へ~、千代姫さまってかわいいんだろうな~。」
「もちでやんすよ、三国一のやまとなでしこ、八千代さまの一人娘でやんす。かわいいうえに、おしとかでやんすよ!
四五六のことばに、枝八は遠くでしか見たことのない千代姫のことをじまんそうにいいました。
「当年とって七さいでやんすから、八七やチョイと同じ年でやんすよ!こうもちがうんでやんすかね。お相手の暮之介様といえば、やんちゃ城の五男。婿養子にはぴったりでやんすよ。」「そんなの冗談じゃない。だって顔も知らない人と結婚だなんて、絶対いやよ!」
「チョイが結婚するわけじゃないでやんすよ。おっちょこチョイでやんすね」
むきになっているチョイに言うと、枝八はかわら版を配りに行ってしまいました。

そのとき、千代姫の自由時間の終わりを知らせる暮れ六つの鐘が聞こえてきました。
ご~~~~~~ん


15 岡っ引き へのへのも平次 

2006-07-14 | チョイ姫
「てーへんだ、てーへんだ!千代姫様のご婚礼が決まったってもんだい!」
そのとき、だんご屋の前を、岡っ引きのへのへのも平次が、元気に通りすぎていきました。「え~、聞いてないよ~」チョイはおもわず、叫んでしまいました。だって、ご婚礼の張本人が何も知らないのですから、無理はありません。

へのへのも平次の顔に注目!も平次は雨が大きらい。それで、顔が!??いつも、てるてる坊主を持っている。十手につけてるよ。
本でチェックしてみて!!

14 あッこりゃまた村とは

2006-07-13 | チョイ姫
「九十郎、チョイにまた、へんなこと…教え…こまんでくれ…。」
ようやくチョイに追いついて一二三だんご屋へとうちゃくしたトロ爺が九十郎のことばをさえぎってしまいました。

「あッこりゃまた村」とは、小和(ちょいと)の国に昔から伝わる不思議な村。
「行った人なみな幸せになる。元気いなる」といわれていました.作り話だという人もいますが、九十郎は若い頃い、ちょんまげザル印の飛脚についていって、あッこりゃまた村にまよいこんだ事があるというのです。それを聞いていらい、チョイは城下町にくりだしては、村のことをさぐり、研究しているのです。

13 ちょんまげザル印のついた飛脚!?

2006-07-10 | チョイ姫
あの飛脚は、えっさかドッコイというんじゃ。だんごを10本も食べていきよった。」「すごい!超だんご好きの飛脚なんだね…そんなことよおり、ちょんまげザル印がついていたけど、『あッこりゃまた村』と関係あるの?!教えて、九十爺ちゃん!」
「きっとあるにちげえねえ。わしが若かったころに…」

九十じいちゃんも、あッこりゃまた村に行ったことがあるのだった。チョイは城下町で「あッこりゃまた村」に行ったことのある人に取材しているのだった。「あッこりゃまた村ってなんだろう?」「ちょんまげザル印って?これって、申って言う字だよね~。なんだろう?」

12 一二三だんご屋

2006-07-09 | チョイ姫
「八七ちゃん、飛脚は?チョット前に飛脚がいたでしょ?」
「チョイ、どうしたの?だれかにお手紙でもだすの?」
「チョイ今日はまた、えらくあわてているようじゃね。」八七ちゃんのお爺ちゃん、九十郎がお茶をもってきてくれました。
「飛脚よ、飛脚!あの飛脚はだれ?」

11 おっちょこ城下町のメインストリート

2006-07-08 | チョイ姫
ぶつぶついっているトロ爺をひっぱって、チョイは神社を通り抜けていきました。
メインストリートには、大嫌いなお利子の家(両替商・小金屋)ぼん太の家(呉服問屋・自慢屋)があります。
米米屋(お米屋さん)も…。米米屋のご主人はあッこりゃまた村に行った事があるんです!

チョイは、そのメインストリートをダッシュ!向かう先は、一二三だんご屋!
早く飛脚を追いかけないと…

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