水墨画・墨彩画家 岡田潤のあッこりゃまた日記 

水墨画・墨彩画家。児童文学作家。花のスケッチが趣味。絵を描く事で物語が生まれる! 日々、楽しいことばかり!

「万両」墨彩画で描く赤い実 4

2020-02-16 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 
赤い実シリーズ ラストは万両。
実が大きく艶やか!そしてたわわ!
帽子のように実の上にかぶさるたくさんの葉は柔らかく。周りに波形があります。
千両の葉にはギザギザがありましたが、万両はこの丸い波形が特徴、葉の端に波形を(クルクル、ヒラヒラ)と描きたします。

万両は縁起物。花言葉も人として豊かな幸福。人格を表す言葉。
「寿ぎ」「財産」「陰徳」「徳のある人」
花言葉を思いながらスケッチ。はあ〜と、ため息が出ました。
草花の形容と名前、そして花言葉。
本当に不思議です。なるほどと納得するばかり!
描くことは、向き合う事。幸せな一瞬です。

これからも、いろいろな草花を描いて行きたいと思います。
↓ 色紙 同じ構図です。

↓ ハガキ


そうだ! 最後ですが、
十、百、千、万と、四つの赤い実を描いてきましたが、
一両もあるそうです。
❤️一両、是非お会いしたいです。手に入ったら描いてみますね。
これにて
赤い実シリーズ 十両 百両 千両 万両、 終了です!





「千両(クササンゴ)」墨彩画で描く赤い実 3

2020-02-09 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 
↓ 色紙


千両です。
別名 クササンゴ

花言葉は
富、財の他に「恵まれた才能」とあります。
これは、あやかりたい!

千両はお正月の切り花として 暮れになるとスーパーでも手に入る身近な赤い実です。
特徴は上向につく実。

(ヤブコウジ科)十両、百両、万両 の実は 葉の下につるさがる。
(センリョウ科)千両       の実は 葉の上につく。
     十両       百両      千両      万両
千両だけがセンリョウ科なんだー😀
なるほどー!

十両 百両 千両 万両 4人兄弟? 同じ種属かな? 
と思っていたのですが、千両だけ違ったんですね。
それで
センリョウ科って、他になんだろう?と調べてみたら
なんと
ヒトリシズカ(一人静)
ニタリシズカ(二人静)
が仲間でした!

そう言われれば、葉のつき方、花穂の出方が同じ!
花穂
一人静ー1本
二人静ー2本
千両 ー2、3本
葉は、ちょっと見は四枚の輪生にみえますが、
対生(同じ所から左右対象に葉が付く)です。




千両を描く時は、まず赤い実をかいて(花穂が三本 そこに実がついているイメージ)
実を包むように2ペア四枚の葉を描く。
あとは、葉のギザギザをしっかり描きます!

↓ ハガキ



赤い実シリーズ 次は万両です。



 

「百両(カラタチバナ)」墨彩画で描く赤い実 2

2020-02-04 | 草花 墨彩画・水墨画・スケッチ 
百両
別名 カラタチバナ(唐橘)です。

互生の葉がすっとして長く
グッと上に伸びた実の軸に、赤い実がついています。

     ↑十両(ヤブコウジ)     ↑百両(カラタチバナ)

百両を描いたには初めてです。
花言葉は「富、財産 」
十両の花言葉が「明日の幸せ」でしたが、
百両、千両、万両は皆、「富」が花言葉に加わります。

百両の絵を描いたのは今回が初めてです。
あまり馴染みがなかった百両でしたが
今回、鉢をいただいたことで、
じっくり観察することができました。

絵にもなる!!!
描き方↓ 赤い実シリーズは、赤い実から描いていきます!!

特長の長くすっとした葉はニ筆で。↓

↓ 色紙とハガキ 

次は千両です。



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