夢見たものは ひとつの幸福
ねがつたものは ひとつの愛
山なみのあちらにも しづかな村がある
明るい日曜日の 青い空がある
日傘をさした 田舎の娘らが
着かざつて 唄をうたつてゐる
大きなまるい輪をかいて
田舎の娘らが 踊りををどつてゐる
告げて うたつてゐるのは
青い翼の一羽の 小鳥
低い枝で うたつてゐる
夢見たものは ひとつの愛
ねがつたものは ひとつの幸福
それらはすべてここに ある と
この詩をご存知でしょうか?
立原道造の
「夢見たものは」
この詩と、
最初に出会ったのは、我が家。
姉が持っていた詩集でした。
当時、
意味はよく分からなかったけれど、
インパクトがあり、
優しい旋律の中にも、
なぜか、
力強さを感じたものでした。
それゆえ、
心に残る詩の
1つと なったのだと思います。
今日、ブログを書くにあたり、
久しぶりに、しみじみと、
この詩と
対話したような気分です。
皆さんにとって、
「夢見たものは」
いったい なんでしょうか・・・・・