ネットはあったがネットも携帯も今程進化してない頃。繁盛してた焼きそばやさんがあって、地元の人達から絶大な人気だった。
そして地元民でその焼きそばが好きな人は何故か、他の地域の人に食べさせたがり、感想を言わせるという謎の暗黙了解があった 笑
ほぼ9割5分は旨いと言い、その中でリピーターも増えるほどの美味しさ。
なので、定番の時間(昼時、夕飯時)に行くと外にまで並んでいるので、地元民はその時間には行かない。
なので、いつ行っても混んでるという…
さらにコアな地元民は持ち帰りを選択する。
パックに入り切らず、袋に入れてくれるが、袋から出すときに必ず溢れるので、袋を破って食べるというのも、地元民ならではの食べ方。
焼きそば屋なのに、ラーメンもあるが、こちらは配膳だけで暇を持て余した奥さんが勝手に始めた様な感じのラーメン。
いつもうつわギリギリまでスープが入ってて、熱くて持てないが、これもまた美味しい。
あとは焼きそばのお供の、スープ。
これもツラッツラに入ってる上、熱くてすぐ飲めない。
知らない初見のお客はほぼ口を火傷する。
そして何より安い。
今はもうない。親父さんが加齢となり鋭意閉店。
その後、若い人が権利を買い、そのまま営業するも、あの味は出せず酒だしたり、メニュー増やしたりと無駄な抵抗するも、すぐ閉店。
以降、その味は途絶え、今ではその跡地によくわからない喫茶店やら居酒屋やら入れ代わり立ち代わり入るも次々閉店。
そして更地になり、マンションが建ち、この店を知らない後釜の住民は、ここに伝説の焼きそば屋があったんだよ。なんてことは知らない…
話はここからです。
逆に知ってる地元民な私。
同級生のグループラインには、閉店から20年以上経った今も時折話題に出てくるほど。
それだけ偉大だったんですね。
テレビのオモウマイが当時あったら、ぜひ来てほしい反面、これ以上混まれても困る気持ちとあっただろうなぁ…
話題に出てくるから、何人かはたまにチャレンジする。
あの味の再現。
そして私も昨日の夕飯でチャレンジ。
んー。やっぱり似た味までは行くけど、たどり着けない…
もう一度食べたい。好きな地元民がみんな望んでるあの味。
好きな人は死ぬほど食べて(私は週3から4成人してからは週10超えることも…)舌が覚えてて、欲してるあの味。
再現出来たら店出してみようか。
残念ながら、店は誰も当分出せなそうだけど。
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