なかなか梅雨あけませんね~。「いい加減にしろっ!」ってな所で、今日の話。
雨樋の話です。
雨樋って分かりますよね?屋根の雨水を集めて、溝等に流す丸や角の筒状の物ですが、色々な種類があります。
一般的に良く使われているのが、塩ビ製の物。あとは、銅製(全部銅じゃないですよ。酸性雨の問題もありますしね。)少ないですが、ステンレス製・チタン製の物もあります。
だけど今日取り上げるのは、もっと変わったおもしろい雨樋。
左は、社屋に使われている、竹の雨竪樋。普通の青竹の中をくりぬいて使っています。デザイン・質感ともに良く、お客様のお家の玄関脇などに使うことありますが、弱点は耐久性。2・3年もすると竹が割れてしまい、途中で水があふれてしまうので、取替が必要です。この点をご理解頂かないと、ちょっと使えません。
右は完全銅製の雨竪樋。昔のお客様のお家にあった物で、解体時に当社でひきとった物です。なにがスゴイかというと、銅で竹の様に造っている所。
上が拡大写真ですが、竹の節や枝まで再現できているのはスゴイですよ。
凝りに凝っていて‘やりすぎ‘って意見もあるとは思いますが、それはさておき、こんなのを銅で造れる職人さんがいた事がスゴイです。美しいです。
ちなみに銅板は金色ですが、経年すると緑青といって銅のサビがでて、渋くてたまらない緑色になるんです。
だけどこの場合、竹に似せている訳ですから、初めからこの緑が欲しいんです。
どうしたかというと、お醤油を塗るんです。詳しい配合・分量までは知りませんが、渋くて綺麗な色になるらしいです。
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