紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

開口部にはスクリーン?

2017年10月20日 | 家づくり。窓の話

先日、先月お引渡したH様家にお邪魔した際、

完成見学会の時点ではまだついていないかった木製ロールスクリーン(経木すだれ)もついておりまして(もちろん弊社が取り付けさせてもらいました。上の写真です。)、その姿がやっぱり美しくて感じも良くて『やっぱりええな〜』と。

というわけで窓の遮蔽に使う、窓の前につくものを少し簡単にご紹介します。

①一番メジャーなのは「カーテン」で、これも趣があってよいけれど、弊社ではあまり使わないため写真もあまりありませんので、ちょいとオミット

②ロールスクリーン。

弊社では一番よく使うもの。上に巻き取っていくものですね。

生地によって光の通し方や色なども様々あるけれど、基本的に布が一枚窓の前にあるだけですから、シンプル。そして雰囲気も良いです。丁度上の写真のように、上下に動くので、半分おろして上からの視線は切って下のお庭だけ見るなどの使い方が出来る所が重宝します。

③プリーツスクリーン

こちらも上下に動くもの。ロールスクリーンのようにまきとるのではなくて「たたみ込む」ような感じ。(ブラインドの閉め方と同じ)色々使い方や特徴はあると思いますが、生地の雰囲気も「和」のものが多く、和室の窓(特に小窓)などによく用います。

④縦型ブラインド

縦のドレープ。バーチカルなんて呼んだりもします。ブラインドを90°縦型にひっくり返したようなタイプ。閉めたまま羽を回転させてちょっと眺めたりなんかができるのが面白いところ。ただ下の紐がひっかかったり、案外開け切った際に残りが大きかったり(ちょっと専門的でわからないですよね。すいません。。)で、あまり最近は使わないでしょうか?

一時は多かったですが。ただ、光の入り方は美しいし、上品ですから、感じはとてもよいですよ。

⑤障子

はい。こちらも弊社の定番です。和紙を通して光が柔らかくはいってくる障子はとても美しいですね。断熱効果も期待できますし、残りがまったくなくあけきることもできますし、雪見障子のようにしめたまま下だけあけることもできるし、文句のつけどころがありません。

ただ、問題は値段的にはやはり高くつく所と、子供さんがやぶる所(笑)そこも味ですがね。

⑥ガラリ戸

こちらも障子と同じ木製建具ですが、またひとつ趣のちがうものです。京町家のような独特な雰囲気はとても素晴らしいです。ただ特徴的ですから採用するのは初めからご希望なさっているお客様ですね。値段的には障子もよりも高くつきます。だけど美しいです。

⑦経木すだれ(木製ロールスクリーン)

初めにもご紹介しましたね。②のロールスクリーンの一種ですが、雰囲気が全く違いますので分けました。閉めるととても美しいですし、また夜などの風情もよく素晴らしいと思います。けど高価です。。

障子とガラリ戸の間位(ガラリ戸寄り)です。

こちらも好きなお客様は好きでありまして、色々とコストダウンで一回なくなっても復活してくる魅力のもったシロモノです。

 

と、いうわけで、スクリーンのおベンキョのようになった今回でありましたが、やっぱり窓まわりはここちよさの大部分を握っておる所ですから、慎重に、そして楽しく決めていきたい所ですね。

では今週はここまで。

今頃こなきゃいいのに、、、、残念ながら台風がやってきそうです。やっぱり台風は特別ですから皆様くれぐれも備えを慎重になさってくださいね。

ではまた来週。よい週末を。

 

 

和歌山・大阪「心地よい木の家づくり」 大彦(株)

 

 

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