砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

♯2 Fly Daddy Fly と ひぐらしのなく頃に

2006年01月01日 | ログ

12月30日に発売したひぐらしのなく頃にとそれを買いに新宿へと出かけた際に
電車で読んだFly Dddy Flyの感想について書きます。

プレイ途中の人もいるでしょうし私自身現在もプレイ中ですが
今回も非常に質の高い作品に仕上がっているひぐらし「皆殺し編」
私がこのシリーズの最大の魅力は非常に純粋なメッセージ
「仲間はかけがえのない存在なんだ」という主人公たちの強いポリシーにあると思います。
これは現在のゲームや小説業界では希少でそれ故に価値のあるテーマです。
作品世界は昭和58年の過疎化の進む村で物語には剣も魔法もロボットも出てきません。
にも関わらず多くの人達に支持される理由は書き手の構成能力やトリック以上に
無条件で相手を信頼し仲間の為に命懸けになる、そんな自分達が所有しない
絆に羨望と憧憬を持つからではないでしょうか。
私は作品世界全体を愛し特定のキャラクターに感情移入しないタイプの人間ですが
緊迫する物語で表題の「皆殺し」の惨劇が起きぬように心から祈りながらプレイしています。
ホラーでありながらヒューマニズムを強く意識した上質の世界、お勧めです。


Fly Dddy Flyは確か映画化もされた小説です。
勧善懲悪の王道を行くような作品ですがテンポの良い文章と
キャラクターの魅力で一気に楽しませてくれる爽快なお話。
私がもしこの小説を一言で語るならば「誇りを取り戻す物語」と語るでしょう。
現実的な舞台を用意しながらいい意味で荒唐無稽を兼ね備えた良作です。


No1

2006年01月01日 | ログ

新年あけましておめでとうございます。
今年で三年連続大晦日に親と殴り合っています。
戦闘民族ではないので何かの超自然的な何かがそうさせるのでしょう。

特に抱負はありませんが大学生をしてるので
大学の文学賞に作品を出せたらよいなと愚考する次第。
留年のシステムとか知らないけど大丈夫だよね、俺?

ブログは今年で三年目。
どこかでホームページの運営は最初の一年で半分の人が飽きて
三年目で殆どの人が実質的な更新頻度が壊滅的になると読んだ記憶があります。
私は反流主義者なので流れに逆らい可能な限り今年一年は毎日更新出来たらいいなと思っています。

ネタはない。
話したいことはない。
強いて言うならば繋がりたい。

電極を伝わって解析される訳でもなく
それでも私の脳は考える事を止めません。
政治を語りあう相手も妄想を吐露する相手もなく
それでも理想の政治とか自分ならばどうプロ野球の監督をするか考えます。

心に四季があるならば今は冬でしょう。
何となく春は来ない気がします。
そして来なくても構わないでしょう。
20年の歳月は春も夏も秋も冬も知りました。

10人に9人が何も為さずに死ぬでしょう。
10人に9人が何かを為せると笑うでしょう。
10人に9人が何処かで嘘に気づくでしょう。

私は10人の内の9人です。

私は冬を記憶します。
もしもまだ、私と世界が回転を止めないのなら
この雪の匂いがいつか懐かしさに変わるから
いつか多くを笑うために
ここにある多くを記憶します


砂蜥蜴と空鴉の砂蜥蜴は質のいい思い出を探しています。



追伸

砂蜥蜴と空鴉の空鴉は現在パソコンの電源ファン修理の為に存在していません。
5日に大学のパソコンでここに見るであろう彼にもこの場を借りてご挨拶を。
5回目の「あけましてあめでとう」
6回目も腐った縁で繋がれる事といいなと思いつつ
拘束プレイに目覚めた君への新年の言葉とさせて貰います。

追伸2

上記の発言はノンフィクションですが
空鴉が怒った場合は諸般の都合によりフィクションという事にしておいて下さい。