砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

♯15 書くことない

2006年01月15日 | ログ

今年は番号を振って更新してますが

実は番号が一つ抜けています。嘘です。

こうして今日も貴重な10代の日々は消費されていくのです。

♯14 何もない部屋

2006年01月13日 | ログ

何もない部屋に私はいる。

窓もない。ドアには頑丈な鍵がかかっている。

どのような仕組みか周囲からは一切の音が遮断されている。

家具は椅子一つなく

当然ながら心を楽しませる絵画や

好奇心と知識欲を埋める為の書籍もない。

思考も鈍い。

ここに入る前に飲まされた薬によって頭を使う事は禁止されている。

何もない。

ただゆっくりと苦痛な時間が過ぎていく。

何かしたい。

何でもいい。

とにかく何かしなければ気が狂ってしまう!!

部屋に入ってから2週間が過ぎた。

ドアの鍵が外され男が入ってくる。

「いかがでしたか?」

「気が狂いそうだよ」

「仕方がありません。こうやって適度にリセットをしなければ人は
 
 膨大な娯楽にもやがて飽きて退屈で死んでしまいます」

「平均寿命が延びるのも考えものだな」

「全くです。あなたがこの部屋に入ってる間にまた新薬が発明され寿命は更に500年延びたそうですよ」




♯13 正しい国の滅び方

2006年01月12日 | ログ
民主主義国家における安全保障は

「いかにして滅ばずに生き延びられるか」より

「いかにして皆が納得して滅亡できるか」だと思う

そもそも民主主義制度は別に「正しい政治」をする為のシステムではなくて

「みんなが望む政治」をするシステムなんだよなー。

で、「みんなが望むこと」は別に正しい事に限らない訳で。

少なくとも現在の日本では民主的である事はしばしば間違いを生んでるように思える。

日本人というのは主体性がない、というよりも傍観者的な立場が好きな民族じゃないのかな。

自分がその選択肢を選んだ、という事よりも結果的にどうなったのかを重視する。

結果がよければ過程は問わないタイプ。

そういう人種が無理に決定権を持たなくてもいいんじゃないかと思う。

民主主義っていうのは基本的に「自由」と「平等」によるシステムで

だけど私達人間が求めてるのは自由でも平等でもなくて

本当は「幸福」なんだよ。きっと。

最初に自由と平等を求めた人達は「ただそれを求めた訳じゃない」

「自由」を、「平等」を手に入れる事が「幸福」に繋がったからこそ

彼らはそれを求めたのだと思う。

男女平等とは言うけど私達は「平等」に化粧品が与えられたとしても

そこで発生する「幸福」は「不平等」だ。

また「平等」に牛肉を支給された所で肉食主義者は喜びを得ても

菜食主義者はその喜びを勝ち得ない。



重要なのは幸せになる事だ。

平等も自由もその経過で必要になる道具に過ぎない。

砂蜥蜴と空鴉は幸福第一主義を応援しています。

♯8 初夢

2006年01月06日 | ログ

初夢を見ました。
中学の友人が出てきた事と鶏の首を捻って窓の外に投げてた事以外覚えていません。
捻りながら「これエビフライだよな」って頭の中で考えてました。
ちなみに私はエビフライは尻尾まで全部食べる人です。
夢占いや夢分析が出来る人、閲覧してましたらコメントを。

何か究極的に最悪な一年になりそうな予感な砂蜥蜴がお送りしました。

♯6 ABC殺人事件

2006年01月05日 | ログ
まだ半分しか読んでませんが雑感を。
この作品は謎の焦点がとても読者に優しい小説だと思いました。
ミステリーというジャンルは最終的に「読者が理解出来るレベルで解決する」必要があります。
しかし普通に「読者に理解出来るレベル」で物語を展開させたらミステリーでも何でもない訳です。
その為に作家は様々な方法で事件や犯人から焦点を逸らす「ミスリード」を行う訳ですが
この作品はそのミスリードが優しく
つまりは謎を途中で簡単に解かれてもいいと思って書かれたように感じました。
何というか自分には「謎を解かれても解かれなくても楽しめる」ミステリーという風に感じましたね。
文章自体もとても読みやすく、そして背景を感じさせました。
こういう違う文化の雰囲気はやっぱり外国文学でしか味わえないなぁと思った砂蜥蜴でした。

今日は寒かったですね。タイプする手が凍ってます。

♯5 お願い

2006年01月04日 | ログ

神様、全てをよこせとは言いません。
沢山を下さい。

箱根駅伝も終わり冬休みも中盤ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
私の大学は無残な結果に終わってましたが来年も頑張って下さい。
応援はしませんけど。

いまさら参拝に行くのも面倒なので
ネットのおみくじをやってみたら3回中三回凶でした。
あはは・・・は・・は・・・。

吉になるまでやり直すのはダメな子ですか神様?


♯4 闇

2006年01月03日 | ログ

200×年、世界は闇に満ちた。
太陽が爆発した訳でも巨大な雲が日光を遮るわけでもなく世界から輝きが失われたのだ。
嘆く人々。
それを追い打つかのように空から巨人が現れた。

「さぁ対価を払って貰おうか」

巨人は当然の権利を主張するように言った。
人々は反論した。
突然現れ私達を絶望させ何が対価だと。
巨人は不愉快そうに答えた。

「私の主張はお前達の価値観を照らし合わせても何の問題もないものだ」
「確かに私達の世界にも立退き料という勘定はありますが
 いきなり現れて居座り金を出せというのは明らかに不法です」

巨人は更に不愉快そうに言った。

「私が要求しているのは立退き料ではなく光熱費だ。
 お前達の書物にもちゃんと記録されているだろうが。
『地は混沌であって、闇が深遠の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。
 神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。神は光を見て、良しとされた』

巨人は人々からあらゆる種類の財産を没収すると満足気に笑った。

「中々の実入りであった。さて・・・次はどの世界を照らすとしよう」

その言葉を聞く者は既になく人々は悲嘆の内に母なる闇へと還っていった。

♯3 多面体遊戯

2006年01月03日 | ログ

突然とルービックキューブにハマりました。
一面しか揃えられないしこれ以上は才能限界の為に無理だと思うのですが
すごい楽しいです。馬鹿みたいに遊びました。
二面まで揃えられる弟の指導を受けて2時間かけて一面揃えをマスター。
これ全部出来たらすげー楽しいんだろうなぁ。

砂蜥蜴と空鴉は楽しいゲームを応援しています。

♯2 Fly Daddy Fly と ひぐらしのなく頃に

2006年01月01日 | ログ

12月30日に発売したひぐらしのなく頃にとそれを買いに新宿へと出かけた際に
電車で読んだFly Dddy Flyの感想について書きます。

プレイ途中の人もいるでしょうし私自身現在もプレイ中ですが
今回も非常に質の高い作品に仕上がっているひぐらし「皆殺し編」
私がこのシリーズの最大の魅力は非常に純粋なメッセージ
「仲間はかけがえのない存在なんだ」という主人公たちの強いポリシーにあると思います。
これは現在のゲームや小説業界では希少でそれ故に価値のあるテーマです。
作品世界は昭和58年の過疎化の進む村で物語には剣も魔法もロボットも出てきません。
にも関わらず多くの人達に支持される理由は書き手の構成能力やトリック以上に
無条件で相手を信頼し仲間の為に命懸けになる、そんな自分達が所有しない
絆に羨望と憧憬を持つからではないでしょうか。
私は作品世界全体を愛し特定のキャラクターに感情移入しないタイプの人間ですが
緊迫する物語で表題の「皆殺し」の惨劇が起きぬように心から祈りながらプレイしています。
ホラーでありながらヒューマニズムを強く意識した上質の世界、お勧めです。


Fly Dddy Flyは確か映画化もされた小説です。
勧善懲悪の王道を行くような作品ですがテンポの良い文章と
キャラクターの魅力で一気に楽しませてくれる爽快なお話。
私がもしこの小説を一言で語るならば「誇りを取り戻す物語」と語るでしょう。
現実的な舞台を用意しながらいい意味で荒唐無稽を兼ね備えた良作です。


No1

2006年01月01日 | ログ

新年あけましておめでとうございます。
今年で三年連続大晦日に親と殴り合っています。
戦闘民族ではないので何かの超自然的な何かがそうさせるのでしょう。

特に抱負はありませんが大学生をしてるので
大学の文学賞に作品を出せたらよいなと愚考する次第。
留年のシステムとか知らないけど大丈夫だよね、俺?

ブログは今年で三年目。
どこかでホームページの運営は最初の一年で半分の人が飽きて
三年目で殆どの人が実質的な更新頻度が壊滅的になると読んだ記憶があります。
私は反流主義者なので流れに逆らい可能な限り今年一年は毎日更新出来たらいいなと思っています。

ネタはない。
話したいことはない。
強いて言うならば繋がりたい。

電極を伝わって解析される訳でもなく
それでも私の脳は考える事を止めません。
政治を語りあう相手も妄想を吐露する相手もなく
それでも理想の政治とか自分ならばどうプロ野球の監督をするか考えます。

心に四季があるならば今は冬でしょう。
何となく春は来ない気がします。
そして来なくても構わないでしょう。
20年の歳月は春も夏も秋も冬も知りました。

10人に9人が何も為さずに死ぬでしょう。
10人に9人が何かを為せると笑うでしょう。
10人に9人が何処かで嘘に気づくでしょう。

私は10人の内の9人です。

私は冬を記憶します。
もしもまだ、私と世界が回転を止めないのなら
この雪の匂いがいつか懐かしさに変わるから
いつか多くを笑うために
ここにある多くを記憶します


砂蜥蜴と空鴉の砂蜥蜴は質のいい思い出を探しています。



追伸

砂蜥蜴と空鴉の空鴉は現在パソコンの電源ファン修理の為に存在していません。
5日に大学のパソコンでここに見るであろう彼にもこの場を借りてご挨拶を。
5回目の「あけましてあめでとう」
6回目も腐った縁で繋がれる事といいなと思いつつ
拘束プレイに目覚めた君への新年の言葉とさせて貰います。

追伸2

上記の発言はノンフィクションですが
空鴉が怒った場合は諸般の都合によりフィクションという事にしておいて下さい。