ここでは前回の曲のKey違い「D」を演奏します。8分音符を4分音符の音価を正確に
吹きをけるようにします。赤矢印は休符でこの休符の前の4分音符2分音符を十分に音を
保つようにします。そして、前回の曲を「D」で演奏します。休符の前の音は十分に長さを
持っていたでしょうか?確認します。十分な音の長さを保つには息の圧力が必要です。
次の曲でもそれぞれの音の音価を十分に意識して演奏します。休符の前の音は休符の寸前まで
十分に音を保つ、そして、次の出だしでは素早い運指とタイミングのあったタンギング。
タンギングは何となく合っているような気になっているのが普通と思います。
僕も何となくにならないように練習の時は運指とタンギングと息とに細心の注意を払います。
これらによって音価は十分な長さを維持できます。音の出だしも終わりも意識をもって行う
のが練習です。
ここまで終わって音の出だしもタンギングもブレスも瞬間で合わせることを言ってきましたが
それって具体的にどうしてわかるの?という人へ、僕なりにこんなことで分かるんじゃないかと
思う方法を紹介します。それはジャズの演奏の場合で言いますと、ハイハットの音です。
ソニーロリンズの「モリタート」などは聞きやすいです。ハイハットは2拍と4拍で演奏されます。
「チッ」という短い音です。これに合わせようとするにはこの「チッ」を聞き取りその瞬間を
感じなければなりません。この音が自然に聞くことができ、自然にメロディを聞くことができるか
試してください。