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技巧サックス・音価「メトロノームの使い方から始まる」 メソッド01

2025-01-21 19:44:36 | 技巧のサックスメソッド音価

サックスの練習はうまくいっているでしょうか?

今回からは技巧と銘打って、徹底的に技巧にこだわっていきます。

まず、上の図をご覧ください。電気式のメトロノームとアナログタイプのメトロノームです。

赤い線はメトロノームが「カッ」と音がする位置に目印を付けています。

これによってメトロノームの音と見た目でテンポを合わせていきます。

耳だけでテンポを取ろうとしても必ずルーズな部分が出てきます。

これを補うために目で音の出る位置を確認します。

上の写真のようにマウスピースを付けないで正確な運指のアクションの練習をします。

体の横にピッタリ付けて楽器を固定します。下のスケールを運指の動きだけで演奏します。

繰り返しが必ずあります。ここで全部のキーが入れ替わります。バタバタしないように

メトロノームの「カッ」という短い音の瞬間に合わせます。目視と聴覚で演奏すると

指が正確に動いていない箇所が必ず出てきます。この「カッ」という音と合った運指が

音の出る瞬間です。このテンポは基準値ですのでこれよりもゆっくりしたり速くしてり

色々試してください。無音スケール!!

技巧サックス1


毎日の練習

サックス練習で必ず必要な事は2つです。

これらを確認したうえで練習曲やエチュード、テクニックの練習をします。

息の圧力が正確に保たれる状態にする。

下の楽譜の赤丸部分のような音が跳躍する時、無理なく自然にできるか?

テンポに対して音の長さが正確に出せるか(音価)。

毎日の練習


スタッカートはリードを舌で軽く弾くようにします。「タッ」です。

最初は音がかすれても無理をせずに唇に負担をかけないようにします。

スタッカートはその音符の半分の長さ程度と言いますがここではそれは考えずに、

短くしてください。メトロノームの「カッ」という長さと同じと思ってください。

スタッカートが「ター」と伸びるとメトロノームの音と合わせる部分が「ター」

という長さのどこかになる可能性があります。

あくまでもメトロノームの「カッ」とスタッカートの「タッ」いう短時間でその

瞬間に合わせることを心がけます。

運指も同じくルーズな動きにせずに瞬間でキーを閉じたり開けたりします。

4分音符2分音符になってもスタッカートの場合と同じタイミングで演奏します。

次は前よりも長い音の連続ですがスタッカートの時と同じタイミングで演奏します。

音の出だしは瞬間でメトロノームに合わせます。

技巧サックス2

スタッカートで拍の頭を正確にとらえ、そのタイミングでそれに続く4分音符、次の付点2分音符へ続きます。

難しい調もありますが意識せずにできるようにして下さい。すべての音にタンギングがあります。

「タ」「タ」と正確に軽く舌でリードを弾くようにします。音がかすれてもいいので唇とその周りに

力が入らないような軽さです。

ここでもタンギングがありますが最初の3段は前回と同じです。

次のスラーのついたフレーズではスラーの出だしだけにタンギングです。

どちらの場合も一つ一つの音は十分に伸ばし(レガート)ます。

この時、次の音の出だしのタイミングは最初の3段は運指と呼吸で行います。

スラーの場合は運指だけでそれぞれの拍を進めます。この時、運指の動きの瞬間の

スピードが重要です。この時、息の圧力を一定にそして、十分に保ったままで行います。

圧力は音量によって変わりますが大きな音は必要ないです。ここでは一定の圧力が大事です。

演奏する前に技巧メソッド01の無音スケールを演奏しなおして運指の動作だけタイミングを

とる確認をしてください。特にスラーで演奏する時に重要になります。

速さはゆっくりで音のそれぞれが拍をいっぱいに使って演奏することを心がけます。

技巧サックス3


 

タンギングと運指と呼吸を合わせるとともに、休符が入った一つのフレーズをやります。

赤い矢印の8分休符だけでブレスをします。その他の休符は最後の4分休符までしません。

すなわち2小節で一つのフレーズでフレーズ内の休符はリードに舌を触れて、

息の圧力はそのまま維持し音を止めます。この時舌に触れる程度でおさえつけないでください。

次の動作が鈍くなりアンブシュアが硬くなり音も安定しなくなります。

次のフレーズの出だしでタンギングが遅れます。

素早く大きく息を吸い込みます!!

2曲目は4小節が一つのフレーズです。

次では腹筋を意識して2小節目の「B」から「G」への音の跳躍では息の圧力で音を押し上げ

るという意識で演奏します。また、下に向かっていくフレーズでも腹筋を意識して息の圧力

が維持されるようにします。最後の段の下がりきった「C」や「B」がスムーズに演奏でき

るように心がけます。ここを目当てにしてください。ここがスムーズにいかない原因として

はリードが硬すぎることが考えられます。リードを柔らかくするとペタペタをマウスピースに

くっつくようでうまくいかないと思う人もいると思います。この場合はアンブシュアの柔軟性

が無くなっています。要するに力が抜けていないのでリードを押さえつけてしまっていると

思われます。リードに問題がある場合は弾力が無くなっていることがあります。柔らかいリード

は弾力がないとマウスピースにくっついてしまいます。使っているリードがそうなった場合は

リードの先端をリードカッターでカットして使います。

リードの削り方は「初めてのサックス演奏20」で解説しています。

 

技巧サックス4


 

ここでは正確な素早い運指とブレスを意識して演奏します。音程が上下しますが息の圧力は

ぶれないようにします。腹筋を意識して下さい。

また、付点2分音符の連続などの長い音では指が待ちきれないことがないようにメトロノームの

動きを見極めて正確に演奏できるようになるまで焦らずに!

ここで運指が正確に動かないようでしたらメソッド01を見直してください。

次はシンコペーションです。見た目は簡単そうですが非常に難しいです。

ここでは正確で素早い運指とタンギングが練習のテーマです。タンギングと運指の

動作がピッタリ合うこと、タンギングは軽快にアンブシュアは緊張させないでゆったり!

ここまでほとんどが4分音符を拍を数える単位としています。難しいフレーズは山ほどあります。

焦ってそこに飛びつかないで下さい。難しいフレーズはそれを演奏できる基本になる技術が

必要です。

技巧サックス5

 
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