いやぁ~、15日と16日の「ウィークエンド」は、全国的に「冷凍庫」に放り込まれたかのように厳しい寒さだった。
大学受験生にとっては、とても大事な試験である「大学入試センター試験」が、その2日間で行われたけれど、各地で、この強い冬型の気圧配置によってもたらされた寒波の影響で、交通機関に乱れが生じ、試験開始時間を繰り下げて実施されたところもあったようだ。心理にダメージを与えた「冬将軍」を、受験生は、この時ばかりは呪っただろう。
私にとって、「ウィークエンド」の楽しみであるJRAの競馬も、京都競馬場のレースがどうなるんだろう…と思っていたが、こちらは京都府でも「南」に位置していたため、大きな影響はなかったようだ。
(したがって、ローズキングダムの敗因は、小型馬なだけに斤量が堪えたのと、そもそも、最後の直線に坂がない馬場は不向き…という見方ができる。)
先日エントリーした、「都大路」を駆け抜ける『全国都道府県対抗女子駅伝』も、時折笑顔を見せ、地元・京都の沿道の声援に応えながら、余裕綽々で、実力の半分も出さないままゴールテープを切った、青森県出身の福士 加代子 選手を「待っていた」かの様に、雪がちらつき始めたのも、この厳しい寒さを物語っていた様にも思う。
夏は「酷暑」、この冬は「厳冬」なのは、やはり…ではあるが、ラニーニャ現象がもたらしたものと、新聞各紙は結論付けたようだ。
例えば、産経新聞は、以下の記事で…。
荒天原因は北極振動とラニーニャ(産経新聞) - goo ニュース
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大学入試センター試験が行われた15日、日本海側を中心に大雪が降るなど全国的に荒れ模様となった。今冬は鳥取県の国道で車約1千台が立ち往生するなど、西日本での降雪が目立つ。気象庁は北極圏の「北極振動」と赤道付近の「ラニーニャ現象」の2つの要因が重なった結果とみている。
北極振動は、北極圏の気圧などの変化に伴い、寒気の放出と蓄積が周期的に繰り返される現象だ。北極圏の気圧が高くなると、日本と同じ緯度の地域に寒気が流れ込みやすくなる。逆に気圧が低くなると北極圏に寒気がたまり、日本は暖冬になる傾向にあるという。
今冬は昨年11月下旬ごろから北極圏が高気圧に覆われ、日本に寒気が流れ込みやすい状況が続いている。鳥取県境港市で14日までの累積降雪量が平年の4倍以上の115センチとなるなど、山陰地方では平年の2倍以上の大雪となっている。
寒気の南下に拍車をかけているとみられるのが、南米ペルー沖の海面水温が下がるラニーニャ現象だ。ラニーニャが発生すると、逆にインドネシア近海では海面水温が上昇。その結果、大気の対流活動が活発化。偏西風が日本付近で南に蛇行した場合には、寒気が南下しやすくなる。
15日夜から16日にかけても九州北部や四国地方で、上空1500メートルで氷点下15度以下と、この冬一番の寒気が流入する見込みだ。
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読売新聞も、以下の記事で、やはり「ラニーニャ」を「犯人」と断定している。
ラニーニャが厳寒もたらす…今後も継続予想(読売新聞) - goo ニュース
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
太平洋赤道付近の海水温が下がる「ラニーニャ現象」が続き、日本に厳しい寒さをもたらしている。
春まで終息しない見通しで、気象庁は、西日本を中心に厳冬が続くと予想している。
ラニーニャが発生すると、温かい海水が太平洋の西側に寄せられ、インドネシア近海で海水の蒸発が盛んになり、上昇気流の勢いが増す。その影響で北側に押し上げられた偏西風が日本付近で南側に蛇行し、寒気が北から日本に入りやすくなる。今年は、北極付近から放出される寒気の勢力が強いという。
昨夏の猛暑で日本海の水温が高く蒸発量が多いのも、日本海側に大雪をもたらす要因となった。
今回のラニーニャは昨夏に生じ、日本の猛暑の原因にもなった。例年に比べて強く、その影響はオーストラリアにも及び、東部地区で豪雨に見舞われた。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
因みに、山口でも酷く雪が降り始めて、あっという間に積もった時のレーダーは、以下の画像の通りだった。
山口で、「あれだけ」降ったのだから、年末年始にかけてと、今回とで、「留めなく」降雪の被害に遭っている鳥取県は、このレーダーからも降雪が凄まじい事が読み取れる。
この日は、鹿児島でも雪の予報だったから、「強烈」だったことも理解できる。
下の画像が、「夜明け」後の、住まいから外を眺めた様子。
「山口は、西にあるから、温暖なはず」という固定観念で見ると、痛い目に遭う事が、読者の皆様にもご理解できよう。山口もしっかり降る時は降る!。
因みに、福岡、佐賀、長崎も結構降るイメージがある。
この時で、まだ勢いよく降っていた。正直、「明日(17日)の朝は、どうなっちゃうんだろう」と、心配になったほどだ(左肩痛と、腰痛が癒えていないので、スリップ転倒が一番怖い)。
16日の午前中のレーダーが、下の画像。これは山口を「九州の仲間」と見なした場合の方。
山口は、「中国地方だ!」という場合は、下の画像になる。
正午付近で、ようやく陽が出て、積もった雪も若干溶けたが、またその晩に粉雪が舞った。
ここまで降ったのは、5年くらい前の2月1日以来かと思う。
この時は、帰宅時に路面に足を取られて、派手に転倒した。
なので、久し振りの気がする。
翌日の17日の朝、出勤時は、道路一面「真っ白」で、本当に怖かった。
幸い、転倒せずに済んでいるので、こうしてブログも更新できる。
雪の峠はとりあえず脱したようだが、まだまだ油断はできない。
陰になっていた、建物の北側は「アイスバーン」になっていたから、迂闊に近寄れない。
仕事もそうだし、受験生はもっとそうかもしれないけれど、冴えない芸人の、冴えないネタ同様、スベらない様に、暫くは用心が必要だ。
大学受験生にとっては、とても大事な試験である「大学入試センター試験」が、その2日間で行われたけれど、各地で、この強い冬型の気圧配置によってもたらされた寒波の影響で、交通機関に乱れが生じ、試験開始時間を繰り下げて実施されたところもあったようだ。心理にダメージを与えた「冬将軍」を、受験生は、この時ばかりは呪っただろう。
私にとって、「ウィークエンド」の楽しみであるJRAの競馬も、京都競馬場のレースがどうなるんだろう…と思っていたが、こちらは京都府でも「南」に位置していたため、大きな影響はなかったようだ。
(したがって、ローズキングダムの敗因は、小型馬なだけに斤量が堪えたのと、そもそも、最後の直線に坂がない馬場は不向き…という見方ができる。)
先日エントリーした、「都大路」を駆け抜ける『全国都道府県対抗女子駅伝』も、時折笑顔を見せ、地元・京都の沿道の声援に応えながら、余裕綽々で、実力の半分も出さないままゴールテープを切った、青森県出身の福士 加代子 選手を「待っていた」かの様に、雪がちらつき始めたのも、この厳しい寒さを物語っていた様にも思う。
夏は「酷暑」、この冬は「厳冬」なのは、やはり…ではあるが、ラニーニャ現象がもたらしたものと、新聞各紙は結論付けたようだ。
例えば、産経新聞は、以下の記事で…。
荒天原因は北極振動とラニーニャ(産経新聞) - goo ニュース
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大学入試センター試験が行われた15日、日本海側を中心に大雪が降るなど全国的に荒れ模様となった。今冬は鳥取県の国道で車約1千台が立ち往生するなど、西日本での降雪が目立つ。気象庁は北極圏の「北極振動」と赤道付近の「ラニーニャ現象」の2つの要因が重なった結果とみている。
北極振動は、北極圏の気圧などの変化に伴い、寒気の放出と蓄積が周期的に繰り返される現象だ。北極圏の気圧が高くなると、日本と同じ緯度の地域に寒気が流れ込みやすくなる。逆に気圧が低くなると北極圏に寒気がたまり、日本は暖冬になる傾向にあるという。
今冬は昨年11月下旬ごろから北極圏が高気圧に覆われ、日本に寒気が流れ込みやすい状況が続いている。鳥取県境港市で14日までの累積降雪量が平年の4倍以上の115センチとなるなど、山陰地方では平年の2倍以上の大雪となっている。
寒気の南下に拍車をかけているとみられるのが、南米ペルー沖の海面水温が下がるラニーニャ現象だ。ラニーニャが発生すると、逆にインドネシア近海では海面水温が上昇。その結果、大気の対流活動が活発化。偏西風が日本付近で南に蛇行した場合には、寒気が南下しやすくなる。
15日夜から16日にかけても九州北部や四国地方で、上空1500メートルで氷点下15度以下と、この冬一番の寒気が流入する見込みだ。
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読売新聞も、以下の記事で、やはり「ラニーニャ」を「犯人」と断定している。
ラニーニャが厳寒もたらす…今後も継続予想(読売新聞) - goo ニュース
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太平洋赤道付近の海水温が下がる「ラニーニャ現象」が続き、日本に厳しい寒さをもたらしている。
春まで終息しない見通しで、気象庁は、西日本を中心に厳冬が続くと予想している。
ラニーニャが発生すると、温かい海水が太平洋の西側に寄せられ、インドネシア近海で海水の蒸発が盛んになり、上昇気流の勢いが増す。その影響で北側に押し上げられた偏西風が日本付近で南側に蛇行し、寒気が北から日本に入りやすくなる。今年は、北極付近から放出される寒気の勢力が強いという。
昨夏の猛暑で日本海の水温が高く蒸発量が多いのも、日本海側に大雪をもたらす要因となった。
今回のラニーニャは昨夏に生じ、日本の猛暑の原因にもなった。例年に比べて強く、その影響はオーストラリアにも及び、東部地区で豪雨に見舞われた。
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因みに、山口でも酷く雪が降り始めて、あっという間に積もった時のレーダーは、以下の画像の通りだった。
山口で、「あれだけ」降ったのだから、年末年始にかけてと、今回とで、「留めなく」降雪の被害に遭っている鳥取県は、このレーダーからも降雪が凄まじい事が読み取れる。
この日は、鹿児島でも雪の予報だったから、「強烈」だったことも理解できる。
下の画像が、「夜明け」後の、住まいから外を眺めた様子。
「山口は、西にあるから、温暖なはず」という固定観念で見ると、痛い目に遭う事が、読者の皆様にもご理解できよう。山口もしっかり降る時は降る!。
因みに、福岡、佐賀、長崎も結構降るイメージがある。
この時で、まだ勢いよく降っていた。正直、「明日(17日)の朝は、どうなっちゃうんだろう」と、心配になったほどだ(左肩痛と、腰痛が癒えていないので、スリップ転倒が一番怖い)。
16日の午前中のレーダーが、下の画像。これは山口を「九州の仲間」と見なした場合の方。
山口は、「中国地方だ!」という場合は、下の画像になる。
正午付近で、ようやく陽が出て、積もった雪も若干溶けたが、またその晩に粉雪が舞った。
ここまで降ったのは、5年くらい前の2月1日以来かと思う。
この時は、帰宅時に路面に足を取られて、派手に転倒した。
なので、久し振りの気がする。
翌日の17日の朝、出勤時は、道路一面「真っ白」で、本当に怖かった。
幸い、転倒せずに済んでいるので、こうしてブログも更新できる。
雪の峠はとりあえず脱したようだが、まだまだ油断はできない。
陰になっていた、建物の北側は「アイスバーン」になっていたから、迂闊に近寄れない。
仕事もそうだし、受験生はもっとそうかもしれないけれど、冴えない芸人の、冴えないネタ同様、スベらない様に、暫くは用心が必要だ。