【046】正法寺(岩間寺)西国12番
住所 大津市石山内畑町82
宗派 真言宗
山号 岩間山
開山 泰澄大師
本尊 千手観世音
重文 木造侍像菩薩立像 木造不動明王立像 木造矜羯羅童子立像 木造制咤迦童子立像
泰澄が、加賀白山を開いた後に、念持仏を胎内に納めた千手観音を彫って岩間山に寺を建立したとあります。雨乞いの祈願を泰澄がしたところ落雷に見舞われ塔堂が焼失したとあり、泰澄の霊力により雷鬼が自ら落ち仏門に帰依し、雷鬼が掘り当てた泉が「雷神爪堀の霊泉」として境内にあります。また、芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」の句を詠んだ池が本堂横にあります。
本尊は、「雷よけ観音」「ぼけ封じの観音」と霊験あらたかな観音様です。この千手観音は桂の木で彫られたもので、雷獣を鎮めると言う桂の木が裏山の上醍醐を望むところに植えられております。
御詠歌
水上は いずくなるらん 岩間寺
岸うつなみは 松風の音
ぼけ封じのお砂
上醍醐
雷神が 怖がる桂 岩間寺
石楠花咲きて 近づく雲よ 団子