御詠歌の御朱印(納経印) 奈良編
【533】高天寺橋本院
よそごとに ききしその名も 高天山 なくうぐいすの 声もみ法ぞ
【148】龍泉寺 奈良天川
龍泉に 汲めどもつきぬ 慈悲の水 不動の智火を かがよわせつつ
【200】観音寺 奈良橿原市
(おふさ観音)
ふだらくや きしに よせくる しらなみの かえすがえすも ちかいたのまん
【002】西大寺 奈良平城
大和13仏御詠歌
もゝちたび うまれ かわりて つみふかき うきよの ひとを すくうとおとさ
西国愛染明王 御詠歌
さりともと 西の大寺 頼むかな そなたの願ひ ともしかりしを
【429】帯解寺 奈良
有難や 思い願ひも 叶ふべし 誓ひも深き 帯解の寺
【001】大安寺 奈良
おおぞらのつきぬ みくらを みしなれば わがねぎことの たまやたまわん
【375】大澤寺 奈良五條市
ありがたや 水沢(みなれ)の川の みなかみに
瑠璃光如来 おはしますなる
【098】般若寺 奈良市
み仏の めぐみもふかき 般若台
ももの願ひを かなへ給はむ
【145】霊山寺 奈良市
諸人の なやみを除く 薬師さま
祈りあらたか 鼻高の里
【022】新薬師寺 奈良
眼のくもり やがてはれゆく 日のわやま
仏の誓い あらたなりけり
【095】元興寺 極楽坊 奈良市
身のくもり 心のくもり とりはらう
薬師の光 あらたなりけり
【366】久米寺 奈良橿原市
法の水 久米のみてらへ 流れ来て
濁るこころを す萬すもろ人
我が身をば 高野の山に とどむとも
心は室生に 有り明けの月
【021】薬師寺 奈良西の京
薬しは 常のもあれど まらひとの
今の薬し たふとかりけり めたしかりけり
【023】興福寺 西国9番(南円堂)
春の日は 南円堂に かがやきて
三笠の山に はるるうす雲
東金堂薬師四十九
猿沢の 池のほとけの 寺にはに
瑠璃の光は あまねかりけり
【014】飛鳥寺(法興寺)
うきことの 消ゆるもけふか 飛鳥寺
末やすかれと 祈る身なれば
【097】橘寺 奈良 飛鳥
仏いで 花ふるにはの ありけるに
遠きくにとは 何おもうらん
【043】南法華寺(壺阪寺)西国6番
岩をたて 水をたたえて 壺坂の
庭のいさごも 浄土なるらん
【020】竜蓋寺(岡寺)西国7番
けさ見れば つゆ岡寺の 庭の苔
さながら瑠璃の 光なりけり
【004】長谷寺 西国8番 【番外】法起院
いくたびも 参る心は初瀬寺
山も誓いも 深き谷川
【法起院】
極楽は よそにはあらじ わが心
おなじ蓮の へだてやはある
【322】金剛寺 奈良五条
薬師仏 願へ人々 身の病
心の病 言えざるはなし
【091】当麻寺 奈良 二上山
奥の院の御詠歌
極楽を いずくととはば 大和なる
まるこのさとに ゆきてたずねよ
阿弥陀仏と 申すばかりを 勤めにて
浄土の荘厳 見るぞ嬉しき
その他の地区 御詠歌の御朱印 一覧
ご朱印もそのお寺ならではの印の良さが楽しめますが、
ご詠歌もやっぱり良いものですね。
「けさ見れば つゆ岡寺の 庭の苔
さながら瑠璃の 光なりけり」
これなんて朝露がキラキラしている様子が浮かんできて、苔の美しさも格別なのでしょうね。
好きな歌です。
今年はシャクナゲの旬に立ち寄れませんでした岡寺、
次に行ったら苔の美しさも見てきます。
日本最古の4寺のひとつ(大安寺・薬師寺・極楽坊(飛鳥寺)・川原寺)大安寺へ寄ってみましたら
昔と伽藍が大きく変わってました。ビックリ
御詠歌のあることが分かり早速コレクションに加えました(笑)
御詠歌は 短歌として味わうと良いものですね。
宗教色が消えたものもあります。
この大安寺の御詠歌は 大和13仏の御詠歌ですから新しいものでしょうか。
西国の御詠歌は 古いものが多いですね。
確か 花山法皇が呼んだ御詠歌は 花山院と元慶寺と青岸渡寺の3寺だけだった気がします。
うろ覚えですが。。。違ったかも。
御詠歌巡りも 意味や情景を思うとなかなか味わいがあって良いものです。