PANIC UK地べた通信 第４０回 不安と軍隊

私の購読している組合新聞にUK在住のブレイディみかこさんが記事を投稿している、
「PANIC UK地べた通信」があります。
第４０回は不安と軍隊です、



内容はこの前読んだ「アマゾンの倉庫で絶望し、ウーバーの車で発狂した」の続編です。
１月になると、英軍が新年度のリクルートキャンペンを始めると事で、対象者は労働階級の若者です。
彼らの多くが倉庫、訪問介護、コールセンター、タクシーでの短期契約で不安定な雇用と
最低限の賃金で食べることに精いっぱいの彼らに
英軍は雇用の安定と軍隊でのキャリアと充実した人生を約束すると宣伝しています。
でもこの状況を作ったのは英国政府であるのに対して、
筆者は「このジョークはあまりにシュール過ぎて、年初から全く笑うことができない」と続いています。
昔、アメリカ海軍は世界旅行が無料できることをうたい文句にリクルートしていました、
今は英軍だけではなく、このようなことは中国軍にも言える状況です。
中国軍は急速な拡大により軍人が足りない状況ですが、
地方の人は軍隊ではなく海外への出稼ぎに多くの人が出て行っています。
理由は不明です、英国と同様の事が起きているのかもしれません。