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世界の艦船 2020年10月号 特集・海上保安庁

2020年09月15日 | 日記

10月号の特集は海上保安庁です。

2019年は別冊で「海上保安庁のすべて」2019・6を出版しています。

海上保安庁は警察業務、消防業務、海洋調査業務等と幅広く任務があり、

増々業務は増えていく状況であり今回の特集は「海上保安庁新時代」

〜未来に向けての新たな視座をメインとしていろいろな課題を提示されています。

自分は「ネットワークが鍵=海上交通」と「海保はどう使うのか=無人機器」

に関心がありました。

現在中国は自国の覇権拡大を進めていて、

尖閣諸島への中国艦艇は連続して領海侵入をしており、

海洋調査でも同様の事項を行なっています。

海上保安庁は海上状況把握(MDA)を掲げて「海の可視化」を目指しています。

この対応にはネットワーク高度化、大型無人機導入、灯台高度化が必要と考えています、

ネットワークの高度化は情報収集したデータをリアルタイムで一元化して

AIによる24時間分析が必要となります、

そのためには衛星通信を含めた各種通信ネットワークの構築が必要です。

情報収集には大型無人機導入は必要条件であり、

シー・ガーデェアン

自衛隊も導入するのでどの空域をどの高度を対応するか等について

お互いの情報を交換していく必要があります。

現在、船舶はAIS装置を搭載して情報提供していますが、

AIS情報を発信しない船舶への対応が必要であると思います、

その対策としては灯台にレーダーを設置して航行する船舶を監視する

必要があると思います、

この情報とAIS情報を確認して該当しない船舶は動向を管理して

所在を確認することにより早く事故を防ぐことができると思います。

当然、有人機、無人機による監視も必要であるのですが、

それらの補完として利用できるのではと思います。

それと海洋調査へのAUV(自律型潜水調査機器)ASV(自律型高機能観測装置)

AOV(自律型海洋観測装置)の拡大配備は不可欠であり、

これらのデータをJAMSTEC(海洋研究開発機構)等と

共有していくかが課題でもあると思います。

これから海上保安庁の業務は多様化と多忙化により

単に国土交通省の組織内で良いのかとも思います、

独立した組織として必要ではないかと思います。

ただし、防衛省の第4軍には絶対反対です。

また、写真集では各管区を代表する巡視船艇たちを掲載されていますが、

自分が好きな巡視船は「とから」型です。

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