映画「世界の涯ての鼓動」をDVDで観ました、
理由は「MI-6の男と海洋数学者の女の運命描く」のうたい文句に惹かれました。
原作小説『サブマージェンス(潜水)』です。
でも映画は恋愛がメインで自分にはこの手のストーリーは全く理解が出来ません、
潜水調査船については調べました、
映画解説では「本作の撮影のために、フランスの国立研究機関に協力を求め、
フランス海洋開発研究所(IFREMER)で、アタラントという名の船と潜水艦を借りた。IFREMERは、本作と同じ研究をしている唯一の機関だ。
黄色い潜水艦「ノチール」は、セットを作った。
ビートルズの歌に出てくるイエローサブマリンによく似ているよね。」とのことです。
フランス海洋開発研究所(IFREMER)の潜水支援母船はアタラントと有人潜水調査艇ノティールです。
潜水艦ではありません。
潜水支援母船はアタラント
有人潜水調査艇ノティール
この深海調査でのストーリー部分は全くチープです、
ダニーが海底調査するまでの行程は全く省かれていて、
いきなり調査地点に行き付き、採取をいとも簡単にできるのですが、
その後に電源が落ちるのですが、要因が全く描かれていなく、
潜水支援船の対応も描かれていません。緊迫感が伝わってきません。
海洋調査には事前の行程が大変重要でいきなり目的の場所に行けれるわけではありません。
もう一つのストーリーとそしてMI-6の諜報員であるジェームズが
南ソマリアに潜入して爆弾テロを阻止する任務となっているのですが、
これもチープで話になれません。
MI-6は最近ではこの様な任務はしていないはずです、CIAの任務です。
理由は映画の最後に分かります。
余りにもアバウトな任務でいきなり拉致され最後にいきなり急襲されるのですか、
今の時代にいきなりはなく、無人偵察機の利用や、
人質救出作戦を行うのが最近の作戦です。
ただ、海岸線の映像は大変きれいです。
観賞するのに三日間も費やした、恋愛映画が苦手な自分でした。