伊藤志宏 2days Special Piano Solo

昨日に続き伊藤志宏 2days Specialライブ二日目のソロピアノです。



5年前にスピークローで初めてPiano Soloを聞いて感銘しました。
ですので、5年ぶりのPiano Soloとなります。
最初にMCで椅子の高さについて伊藤さんは低くしているとのことで、
理由はホロビッツの演奏スタイルを見て真似をされたと、
マルタ・アルゲリッチも座る位置が一般的でいと言われて、
自分の好きなピアニストの名前が上がり、伊藤さんとは波長が合うのかと思いました。
演奏はファースト、セカンド共に区切りはなく延々と演奏が続いていきます、
ファーストはバラード風でピアニシモを意識しておられるかと思い、
セカンドは厚い音と早いタッチです、ペダルの使い方が、
いつもより繊細なタッチで演奏されていました。
そして共に美しい音色と壮大な情景が心に響くような、
惹かれる物語のように素晴らしいソロ演奏でした。
アンコールはビルエバンスのワルツ・フォー・デビイで美しく終わられました。




この様なソロピアノライブはキースジャレットのライブを聞いて以来でした。
伊藤さんは曲の内容についてもそれぞれの人が個々に感じていただければ、
自分の思いと違っていても構わないと言われました。
鬼才ピアニストここにあり!