世界の艦船は7月号の特集は海自汎用護衛艦の系譜です。
香田氏は海自が現在定義している「汎用護衛艦」について
第二次大戦、大戦後、海自での位置づけに着いて
初期から現在までの艦艇の種類を11級に分けて解説されています。
この辺はこれまでも取り上げているので、特に目新しい事はありませんが、
各氏の解説で船体、機関、兵装についての運用でのどこに課題があったか、
構想どおりには行かなっかことについての解説は興味がありました。
特に香田氏の「TACTASS」「ソノブイ」については課題があっとのことですが、
どのような課題があったか知りたいところです。
そして現在では多様な任務が割り当てられており、これは海自イージス艦でも同様であります。
井上氏の「現役汎用護衛艦の改装計画」で解説されているように
対象となる艦船は「むらさめ」以降が対象となる。
その時に外的要因、指揮管制システム、SAM長射程化、多機能レーダー移行、SSM等
についての課題を解説されています。
特に共通事項として必要な改装は「指揮管制システム」ではないかと思います。
基本的なシステムは「イージスシステム簡易版」を基盤として
どの艦艇もバージョンアップを容易にできること、
ネットワークの強化は「リンク16」を標準装備して、
さらに洋上無線ルータを強化して全艦艇が同一上のネットワークでデータ通信が可能となります。
そのためには「FCネットワーク」には高速・大容量通信に対応できる
ネットワーク基盤の構築は必要ではないかと思います。
自艦艇では収集できない情報を把握して的確に対応できるようにする
必要があるのではないかと思います。
携帯電話は現在「5G」でデータ通信の高速化進んでいます、
さらに次世代では「6G」「テラヘルツ波」への研究が進んでいます。
ということで、海自汎用護衛艦の重要性は増すばかりですが、
全てに対応することは不可能であると思います、
全体をとうして最適な艦艇として何に重点を置くかは必要事項であると思います。
やはり対潜ですかね、
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