ポール・シャーレは「無人の兵団──AI、ロボット、自律型兵器と未来の戦争」の本な中で
イージス・システムはAIと認識しており、
今までイージス・システムについていろいろと解説を読んでいますが、この見解は初めて読みました。
海上自衛隊 イージス艦 DDG179「まや」
イージス戦闘システム ベースライン6
基本的には短時間で広い範囲の空域を捜索、多数の目標を同時に探知、追尾する。
その空中目標をコンピューターが自動的に脅威の大小を判定し、迎撃順位を決め、
全自動モードとすれば、自動的に対空ミサイルを発射する。
筆者はイージス・システムを監督付きの自律型兵器と記載しており、四種類の設定かあり、
マニュアル設定、セミオート、オートSM、オートスペシャルで前の3種類について人間はループの中核にいて、
オートスペシャルだけは、人間はループの上にいる。
そのためオートスペシャルで運用には不安定要素が増すが最終決定は人間側にあり、そのカギはFISキーです。
どのモードでもFISキーがグリーンに移行しないと発射できないようになっています。
このようなアルゴリズムをAIと呼ぶのかは見解の差があると思います。
しかし現在のイージス・システムは多機能型であり、本書に書かれているのはイージス戦闘システムと思われますが、
最新のベースライン10ですが全てのイージス艦が同一ではなく、古いバージョンはアップしており、
最新バージョンもパッチを当てています。
海上自衛隊新型イージス艦「まや」のイージス戦闘システムはベースライン9CでイージスBMDシステムは5.1です。
その構成は
・多機能レーダー、指揮決定システム、武器管制システム,イージス・ディスプレイ・システム、
射撃管制レーダー、ミサイルランチャー、スタンダード艦対空ミサイル,
自己診断システム、イージス戦闘訓練システムです。
個艦防衛であれば、自艦に向けて来るミサイルについて対応すればよいのですが、
自分が考えるには艦隊防衛です、
複数のイージス艦が多数のミサイル攻撃にあった時にオートスペシャルモードで
度の様に対応していくかについては自分の持っている本の中には記述した記事はありません。
それに艦隊防衛の主幹はニフカ【NIFC-CA】《Naval Integrated Fire Control-Counter Air》
早期警戒機・統合打撃戦闘機・イージス艦などをネットワークで連接することで、
敵の航空機や巡航ミサイル等を迎撃する米国の防空システム。海軍統合火器管制‐対空システムに移行しています。
ということで、どのようにして多数のミサイルをどの目標をどの順番でどのイージス艦のどのミサイルが迎撃するのか、
もしくは発射後に決めていくのか、
イージス・システムが自律モードでどのよう学習して対応していくのか等について教えてほしいと思いました。
「出典:海上自衛隊ホームページ」DDG179「まや」
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