カティ・マートン によるドイツ女性宰相メルケルの生い立ちから現在までの評伝です。
彼女の経歴については東ドイツ出身で科学者であることぐらいでした。
科学者としての才能がありながら政治の世界に転向したことは、
図らずも東ドイツでの科学者としての行き詰まりとベルリンの壁崩壊であったことです。
そして政治の世界でも科学者としての理念を基本として行動することが
政治社会で生きて行くことが自分の一番の強みであり、
他人の真似をしない事が、一番であることを理解していたと思います。
そして何よりも私利私欲を捨てて、ドイツ繁栄とドイツ国民への奉仕の概念は素晴らしいと思います。
最近の政治家は自分だけが自分さえよければと国民の事を考えていません。
そんな彼女がヨーロッパだけではなく、世界中を安心して暮らせる社会をとの思いが、
強く伝わってきます。
しかし、政治は大衆の支持がなければ、自分の意図とした事を遂行することは困難です。
全世界には愚民が多すぎます。
トランプ、プーチン、習近平を支持する愚民を自分は理解できません。
そして某国故前首相については何も書かれていません。
亡くなった時にコメントは出ていました。
全く正反対の二人の首相です。
それはトランプに対しての対応が全く違う事と、彼女がいかに素晴らしい女性であるかが、
分かりました。
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