世界の艦船は10月号の特集・今日の原子力推進艦です。
史上初の原子力軍艦「ノーチラス」が就航してかせら、69年経ちました。
これまでに建造された軍艦では潜水艦の数が圧倒的に多く、次に空母です。
原子力推進艦は圧倒的に建造コスト、運用コスト、廃棄コストが掛かります。
それゆえに保持している国はアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国、インドです。
ハードウェアについて井上氏が解説されていますが、
自分は高校生の頃から学習しているので、復習でしたが、
あらためて液体金属冷却炉は危険な炉であることが分かります。
それてとゴミを缶に入れて艦外に放出している事は知りませんでした。
ゴミは4種類に分類されていて戦略原潜と攻撃原潜ではゴミ量に違いがあるとのことです。
そして7氏が各国の原子力推進艦の状況に着いて解説されています。
その中で、一番気になるのは野木氏の「原子力推進艦の退役に関わる諸問題」です。
現在、F1での処理水の海洋放出で課題となっていますが、
解体時の手順を公開しているのはアメリカのみです。
一番危険なのはロシアであり、原子炉トラブルも一番多く発生しており、それにまつわる映画もあります。
ロシアの核における危険度を認識していない事はプーチンの発言で分かります。
アメリカはハイマン・G.リッコーヴァーのU235への理解、
安全性の確立と運用面での厳格な規律の功績が多いのではないかと再認識しました。
でも、原子力推進艦は負の遺産です。
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