世界の艦船2021年6月号の特集・原子力潜水艦のすべて
潜水艦関連の特集は多くあります、
自分が高校生の時に最初に読んだのは「原子力潜水艦」著者ノーマン・ポルマー、堀本美 訳です、
1963年発行、日本での発刊は1964年です。
この本をきっかけに潜水艦について今まで付き合っています。
特集は゛その誕生から今日まで゛゛メカニズム゛がメイン内容となっています。
ノーチラスが1954年に世界で初めて進水してから67年経ちました、
原子力潜水艦も進化してきましたが、当初から変わらないこと、変わってきたことがあります。
原子炉は色々と思考錯誤してきましたが、現在では加圧水型原子炉が安全性の観点から主流となっています。
原子力潜水艦の生みの親であるハイマン・G・リッコーヴァーはそのことに大変熱心であり、
原子力潜水艦長の主たる任務は原子炉の安定維持に注がれていて、現在でもその主旨は受け継がれています。
ただ、進化している事は就航から除籍まで炉心更改が不要となった点です。
それと高い静寂性が求められて関連機関は改造されて今日では雑音レベルは低くなっています。
それに伴いソナー・システムは大変な進化を遂げてきております。
そりでも海自潜水艦「そうりゅう」衝突事故は発生しています。
兵装については基本的には魚雷、巡航ミサイル、弾道ミサイルがあります、
当初は魚雷・機雷がメインでしたが、ミサイルギャップでの潜水艦弾道ミサイルが開発されて核兵器の主流となりました。
巡航ミサイルも当初は大型で運用上の課題が多く、旧ソ連が艦隊打撃用に開発していましたが、
ミサイルの小型化、ディジタル機能高度化により対艦、対地用と進化を遂げています。
そして情報収集、特殊作戦とは敵潜水艦の追跡です。
攻撃型原子力潜水艦は情報収集に敵陣深く入り込むためにです。
特殊作戦ではダイバーを送り出し、回収するためSDVを装着しているタイプもあります。
敵潜水艦の追跡は原子力潜水艦でないとできない任務です。
最後にハイマン・G・リッコーヴァーは晩年に人類はU235を知らなければよかったのにと回想しています。
いかに原子炉が取り扱が困難であるか、身をもって知っているからではないかと思います。
SSN ノーチラス級
SSN ヴァージニア級
SSBN ジョージ・ワシントン級
SSBN コロンビアで級
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