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音楽と船の日記

日本のカーフェリーの旅

2019年07月23日 | 旅行
2019年4月20日に友達と長崎、熊本、黒川温泉の旅行計画を依頼されたので、この機会に一度乗船してみたかった、
熊本港と島原外港(長崎県)の間(21km)を結ぶ高速カーフェリー「オーシャンアロー」を組み込みました。
本船については世界の艦船が2009年3月に発行された、『日本のカーフェリー-その揺籃から今日まで-』の特集記事に掲載されています。
超細長双胴船と呼ばれる船型を採用した高速の双胴船である。建造は石川島播磨重工業(現・IHI)。1998年4月に就航し、有明海を横断する熊本港-島原港の航路を従来フェリーの半分の所要時間(約30分)航海速力30ノットで結んでいる。
本船の船型は石川島播磨重工業と東京大学船舶海洋工学科宮田秀明教授のグループが共同で開発した双胴船の一種、造波抵抗低減のため各船体を細長くした超細長双胴船(SSTH:Super Slender Twin Hull)であり、燃費効率が高いなどのメリットがある。
要目
総トン数:1,676トン、全長:72.1m、全幅:12.9m、深さ:45m、喫水:2.1m、機関方式:高速ディーゼル×2基、主機関:MYU16V595TE70L、推進器:固定ピッチプロペラ2軸、最大出力:10,676馬力、最大速力:31.3ノット、航海速力:29.5ノット、航海距離:950海里、旅客定数:430名、積載能力:乗用車51台またはバス9台。
車両甲板は1層で、前後に車両の荷役に使用するショアランプを持つ全通甲板となっている。船室は2層でラウンジ、バーカウンターも設置されている。
この度の旅行では島原外港から乗船して熊本港でおりました。島原外港では前から接岸して車を入れて、熊本港では後ろから接岸して車を下ろしました。
乗船日は天気も良く、風も穏やかで、出港もスムーズにバックして港外で出ていきました。本船の売りでもある、波浪中の縦揺れ性能と引き波も小さいが実感できました。
航海中は揺れもなく、エンジン音もうるさくなく、途中で通常のフェリーとすれ違いましたが、相当近くをすれ違いました。
艦内も自由に歩けてデッキへも出られ雲仙普賢岳を見ることもできました。
30分で熊本港に到着しました。接岸もスムーズでした。
現在、本船と同様の高速フェリーは佐渡汽船の『あかね』で小木港と直江津港の間(小木直江津航路)で運航している。船体はオーストラリアのインキャット社の建造する波浪貫通型双胴高速船です。(ウェーブピアサー)である。こちらのほうが大型で積載数も乗用車では152台。ただし、この手の船は車の乗船、下船は後ろからのみですが、はオーシャンアロー前と後ろから可能です。
◦ 料金
2009年 大人:800円、4m未満:2880円
2019年4月19日 大人:1000円、4m未満:3100円
2019年4月20日 大人:1100円、4m未満:3350円
やはり燃料費高騰は運営には影響は多大で、このことにより高速艇の運行停止はたびたび発生しています。
島原外港入港

島原外港接岸

オーシャンアロー船内

船尾から

船尾から

九商フェリー・レインボーかもめ
2018年12月22日運航開始
850総トン

熊本港接岸

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