DCC迷宮の住人

デジタル鉄道模型の備忘録

サウンドファイルのインストール ~その1~

2023-02-28 17:47:45 | DCC

今回は,サウンドファイルを集めます

手順1.サウンドファイルの入手
手順2.ファイル形式の変換
手順3.LokSound 5 ファイルのダウンロード(お読みの際に,バージョンが変わっていましたら,そのバージョンに合わせてください)


1.サウンドファイルの入手

様々なサイトにサウンドファイルが多様に存在しますので,これらをダウンロードして利用します。なお,どんなデータにも著作権がありますので,改変・公開に関する許諾条項に注意して利用してください。もちろん,ご自身で録音したものも使えます。

(1)動物の声は小森平様のフリー素材集「無料効果音で遊ぼう!」から
(2)ホイッスルと車内チャイムはSC-Mirai様のアルバム「鉄道唱歌 車内オルゴール 車内チャイム 鉄道 電車 (プレミアム)」から
 ↑これについては,アマゾンミュージック,LINEミュージック,レコチョク等のサイトから購入できます。

アマゾンミュージックの例(ちなみに,全曲をダウンロードしたい場合は,アルバム自体を購入する方が1曲毎のダウンロードよりお得です!また,後日追加分を購入する際に前回と同じサイトで購入すれば履歴が残っているため,忘れて同じデータに二重払いする心配がありません


2.ファイル形式の変換

サウンドファイルの形式は,その多くがMP3形式や,M4A形式です。
LokSoundにインストールするにはWAV形式に変換する必要があります
 ↑変換サイトを利用する(以下に説明します)か,変換ソフトをご利用ください。

(1)ブラウザで「サウンドファイル 変換」と打ち込んで検索
(2)変換サイトがいくつか出てきますので,これらの中から選ぶ(念のため,サイトの評判をチェックすることをお勧めします)
(3)エクスプローラーを開き,変換したいサウンドファイルをドラッグする
Convertioの例(どのサイトでもやり方はほとんど同じ) 

ファイルをドラックすると自動的に画面が切り替わるので,

(4)「WAV」形式になっていることを確認して「変換」をクリック

変換をクリックすると変換中の画面に変わり,作業が終了すると画面が再び切り替わるので,

(5)「ダウンロード」をクリック

これでファイルの変換作業が終了です(多くの場合「ダウンロード」フォルダに入っていることが多いと思われますが,後々の編集のことを考えLokSound編集作業用フォルダに移しておいた方が作業がはかどります


3.LokSound 5 ファイルのダウンロード

サウンドファイルだけでは音が鳴りません。ベースとなるLokSound 5 のファイルを入手します。

(1)ESU社のWebページにアクセスし,Downloads(ダウンロード)をクリック

(2)Sound Files(サウンド・ファイル)をクリック

(3)LokSound 5 family(LokSound 5 シリーズ)をクリック

(4)LokSound 5 European Sound Files(LokSound 5 ヨーロッパ・サウンド編)をクリック

(5)好みのサウンドのDownload(ダウンロード)の部分をクリックすると,四角い枠が下に表示されるので,その四角い枠で囲まれたファイル名をクリック

当然,猫屋線キハ17が収録されていることはありませんので,気になるものをいくつかダウンロードして,聞き比べをして好みのものを選択することになります。選択に際して記載されている機関車のスペックも参考になります(←機械翻訳って便利ですね)。私の場合は,乗降ドアの音がスライドドアだったことが決め手になりました。

(6)ライセンス許諾文の一番下にあるAccept/Download(了解/ダウンロード)をクリック

これでダウンロード作業が全て完了です(後々の編集のことを考えLokSound編集作業用フォルダに移しておいた方が作業がはかどります

 


CV設定時の便利グッズ

2023-02-23 13:07:38 | DCC

DCCでCV値を変更するとき,本線とプログラムレールを切り替える必要があります。今まで私はコマンダー(コントローラーの意)の本線用端子からフィーダーを一旦外してからプログラム端子を差し込こんでプログラミング,完了後にその逆を行っておりました。でも,これって結構めんどくさい

それで,以下の写真のとおり,オンオフ・スイッチネジ端子アダプタを挟むことにしました

本線用とプログラムレール用の両方に用意すれば切り替えは容易で,CV設定ヘビーユーザー必需品じゃなかとさえ思えます

DCCの長所はコマンダーからの給電が1本で済むことです。コマンダーを自宅レイアウト,実験線,運転会など多様な状況で使い分けが必要なユーザーにとっては,それぞれのフィーダーにネジ端子アダプタを用意すればDCCのメリットを更に伸ばすことができます

国内でユーロブロックを入手しようとした場合,取扱店が少なく割高であるため,なおさらオススメです。商品名は微妙に異なりますので,お好きなものをどうぞ


音量をファンクションボタンで変更

2023-02-22 18:57:11 | DCC

音量を変更する一般的な方法はCV63の数値を変更する方法です。

でも,CV値の変更ってプログラミングレールで行う必要があることと,何度か数値を変更して適量を探らないといけないので,ちょっと面倒ですね。

音量調整のファンクションボタンがあったら便利ですよね。実はあるんです。最近のPiko製の機関車に標準設定となっていますが,loksound5でも同様の設定が出来ます。←夜な夜な遊ぶことが多いと思いますが,こんな時にとっても重宝します

ちょっと横道に逸れますが,「プログラミングレール」という言葉は誤解を招きやすく,私も最初は良く解らなくて,(機関車をローラー付の線路に乗せるといったような)何か特別な仕様のレールが用意されていると思ったものでした。しかし,こんなイメージとは全然違っていて,コマンダー(制御装置,例:メルクリンのセントラルステーションやESUのEcos等)のプログラム用出力端子からフィーダーで繋がれたレールの呼称なのですね。つまり普通のレールなんです。通常の運転用はメインと呼ばれる端子からフィーダーで繋いだ本来の運転用のレールの方で行い,これとは別にプログラムのために通常運転用から独立した区間ということになるわけです。

上図の運転用の本線()には当然ポイントデコーダーや他の機関車等があり,そのような状況でデコーダーの書き換えを行うことが無謀であることは容易に想像がつきます。そこで,コマンダーとデコーダーを1対1の関係にするために「プログラミングレール」という電気的に独立した区画)を用意する必要があるのです。もちろん,プログラム時にはAの回路は遮断しておく必要があります

本題に戻ります。2ステップで完了です。

上級者向き 失敗してデコーダーから狼煙が上がっても責任取れません。自己責任でお願いします。←筆者は過去に白い狼煙を2度経験しております

1.ファンクションマッピングの設定

下図はLokProgrammerの設定画面です。左端のDecoder(デコーダー)のタブを選択する(1)とFunction mapping(ファンクションマッピング)の項目がありますのでこれを選択すると設定画面が開きます(2)。なお,以下の説明は,見やすくするためF2とF3を用いますが,実際はサウンドファンクションが既に割り当てられていますので,空いているファンクションを利用することになります。

左から4列目のセルで音量ファンクションの設定をします。ファンクションボタンのF2は「Fede out sound(フェードアウト)」を設定後の状態を示してあります(3)

それでは,ファンクションボタンのF3に音量調整を設定してみましょう。F3ファンクションの列の左から4列目のセルをクリックすると▼印が現れてプルダウンメニューが表示されます(4)。下の方にスクロールしていくと「Volume control(音量調整)」の項目がありますので,ラジオボタンにチェックを入れます(5)。ちなみに2つ上のチェック項目に「Fede out sound(フェードアウト)」があり,この方法でF2を設定しています。

 

2.ファンクションアイコンの設定

ファンクションアイコンの設定は左端のInformation(インフォメーション)のタブを選択し(6),次にFunctions(ファンクション)を選択すると(7),アイコンの設定画面が開きます。F2の「Fede out sound(フェードアウト)」には「×」が表示されていますが,この状態ではコマンダーにアイコンが表示されません(8)

それでは,ファンクションボタンのF3に音量調整のアイコンを設定してみましょう。F3ファンクションの列の左から4列目のセルをクリックすると▼印が現れて,プルダウンメニューが表示されます(9)。下の方にスクロールしていくとサウンドのアイコンが表示されていますので,これを選びます(10)。なお,音量調整の場合はMoment(ここではタップの意味)にチェックをいれます(11)。F2のFede out soundも適宜アイコンを設定しますが,こちらのMoment項目にはチェックをいれません。

ちなみに,Moment設定の有無ですが,単発か継続かということです。サウンドの例では,チェックを入れた場合は,ファンクション・ボタンを1回タップすると1回音が鳴り自然に終了します。チェックを入れない場合は,1回タップすると1回音が鳴りだしますが,再度タップするまで音が鳴り続けます。

データを保存して,デコーダーに上書きすれば完了です