DCC迷宮の住人

デジタル鉄道模型の備忘録

週刊 車両検修庫を作る~その4~

2024-03-26 01:02:32 | ストラクチャー

先週と同じような画像から


外壁の目地カバーと窓枠の塗装が完了しました
アクリル塗料は,塗装膜が厚くなる傾向があるので,水で希釈して重ね塗りしたところ,ムラも目立たず,ディテールも潰れないので良い結果をもたらしました。重ね塗り可能,かつ,短時間で乾燥するという特性を生かした方法だと思います


ロールシャッターのガイドレールを壁に固定します。右側のランナーに付いている部分もガイドレールの一部で,壁側のパーツに被せて,溝を構成します。アップデートした製品マニュアルでは,ランナーで保持する取り付け方に変更されています。歪んでしまってシャッターが動作が不安定になる事例があったからでしょうか。


シャッターの滑りを良くするためにやすり掛けをします。詳しくはこちらの動画で紹介されています。


ピットのレールを支える橋桁の組立が完了しました。ランナーが付いているのはレールを差し込む際の取っ手にするためです。こちらも上記のアップデート・マニュアルに記載されています。

今週の作業内容
1. 窓枠塗装完了
2. 電動昇降シャッターのCV値設定完了(4基全基)
3. ピット橋桁の組立完了
                                             以上


週刊 車両検修庫を作る~その3~

2024-03-18 19:56:29 | ストラクチャー

先週の続から。


壁の塗装が完了しました
上の写真の左上の余剰パーツは無塗装のため光を反射しています。私は,このプラスチック感が個人的に嫌いなので,どうしても塗装してしまいます


外壁の目地カバーと窓枠のパーツにリキテックスのカラージェッソ「ベビーイエロー」を塗って下地処理をします。この後,ターナーのアクリルガッシュ「パーマネント・イエロー・ディープ」で仕上げる予定です。このアクリル塗料の色調が,パーツ色と見分けがつかない位なので,調色の手間が省けそうです。期待大


熔接のアーク放電を表現するためにアイスブルー色のチップLEDを用意します。明るさ調整用の定電流ダイオードの値を探っているところです。こちらの記事で紹介した車内照明自作時のLED輝度テスターがあれば,定電流ダイオードを簡単に差換えて実験できます
今回は0.5mAを採用しました。


Viessmannの電動昇降シャッター(品番:5172)をDCCでコントロールするために,デコーダーの設定をしました。ポイントマシンと同じ要領なので,配線をシンプルにできます
コマンダーのレイアウト画面に扉開閉マークを設置することが出来きます。それをタッチすることで遠隔操作が可能です
さらに,ライトファンクションとして,フラッシュと点滅が選択的に用意されていますので,前者を使用してアーク放電の表現を試みます。


今週の作業内容
1. 壁塗装完了
2. 熔接アーク放電を表現するためのチップLEDのCRDの値を決定
3. 電動昇降シャッターのCV値設定(4基中1基)
                                             以上


週刊 車両検修庫を作る~その2~

2024-03-10 23:07:41 | ストラクチャー

今週は,黙々と壁のペイント作業に終始しました。

上の写真の箱は,上段左から「精製水」,エクステンション・キットの箱(上に載っているのがキットの壁),おなじみの「キムワイプ」。
下段がペイント中の壁の内側,調色したジェッソ,絵筆,水入れです。
壁の内側まで塗装している理由は,今回の車両検修庫のキットが内側の構造まで再現されており,手が抜けないからです

これらの中で特に説明が必要なのは「精製水」であると思われます。その用途はジェッソを含むアクリル塗料の希釈です。水道水にはカルキを含む不純物が50mプールにドラム缶数本分含まれていますが,精製水に含まれる不純物は角砂糖1個程度だということです(出典:オルガノ株式会社)。
精製水を使い始めた理由は,ファレホのアクリル塗料の希釈に水道水を使うと,ファレホ特有の泡が立ってしまい,いちいち潰さなければならないのが面倒だからです。ネット情報で,精製水を使うと良いと書かれていたので,現在試しているところです

ジェッソはリキテックスの(ホワイト)ジェッソにカラージェッソのニュートラルグレーを少しずつ足して調色したものです。
以前はジェッソといえばホワイトしかなく(キャンバスの下塗り用途だからと思われます),その後ブラックジェッソが発売され,今ではカラージェッソがあるので次週以降の強力な武器になりそうです。

上の写真は,ピットのレールを支える橋桁です。上下各一列がレールをホールドする主桁で下に伸びているのが橋脚に相当する部分です。
壁塗りの息抜きで,違う作業をしましたが後10個を組まねばなりません

今週の作業内容
1. 壁の外壁塗装(27枚)外壁塗装完了
2. ピット内橋桁の組立(6基,残10基)
3. 壁の内側の塗装(6枚,残22枚)
                                             以上

今週も壁塗りか・・・


週刊 車両検修施設を作る~その1~

2024-03-03 21:37:12 | ストラクチャー

Kibriから発売されている車両検修庫(品番39252)のキットをメインに車両検修施設を作っていきます。
中に収める車輌の長さの関係で2ブロックを延長できるエクステンションキット(品番39253)も使います。
記事のタイトルは,「週間」と表現する方が正しいと思われますが,ホビー繋がりで某ホビー・マガジン風に「週刊」とさせていただきます。個人の趣味ということでご容赦ください

車両検修庫と言えば,やはり下側の整備を行うピットが重要な要素になるわけですが,これらのキットにはピットが用意されています
従来の機関庫キットではピットまで用意されているものがなく,パーツを別購入するか自作していたように思われます。
エクステンションキットを加えた車両検修庫の長さが約49cmなので,土台はトミックスのレイアウトボード(品番8031)を選びました。

最初にピットの部分の地面を切り取る必要があるので,切断箇所のケガキを行います。
今回使用するレールはメルクリンのCトラックとし,検修庫は並列に2つ設置することにしました。レールの複線間隔に合わせて検修庫の位置をケガキしました

穴を開けるのは週末の昼間に行うことにし,それまでの間にキットの塗装作業を進めます。
上の写真は,ピットの部分にジェッソというアクリル塗料を塗っているところです。アクリル塗料には通常の絵の具もあるわけですが,ジェッソを使うのは利点が4つあると考えるからです。
1つ目は,ジェッソは下地材料であるため隠ぺい力が高く,室内灯の遮光に有利であることです
余談ですが,Kibriのキットと言えば,あの「黒い紙」を思い起こす方も多いでしょう。私は,窓の部分を切り抜く作業が面倒くさいので,内側をブラック・ジェッソで塗って済ませています
2つ目は,艶消しであることです(プラスチック特有のテカリがなくなり,実感的な建物に仕上がります
3つ目は,短時間で乾燥し,かつ,固まるということです。塗っている端から表面が乾燥していきます。有機溶剤系の塗料の多くが重ね塗りすると,下に塗ってある塗装が溶け出すという悲劇を招くことがありますが,その心配が0です
4つ目が,無臭・無害であることです。基本的に水彩絵の具なので人体に無害です(子供の頃にあれば良かったと強く思います)

ノコギリで切り抜いた箇所に塗装を終えたピットを仮置きしたところです
最初は治具も用意せずに切っていたので,当然真っ直ぐに切断が出来ませんし,刃滑りが悪く時間もかかります。途中でノコギリを止めて(無理だとは思うが)カッターで切断しようかと考えていたところ,道具ケースの中にPカッターがあることに気づき,定規を当てながらPカッターでケガキ線を削るという前処理をしてからノコギリで切ると治具無で効率良く切れることが分かりました。ただし,あくまでも素人の作業なので,ご参考程度にしてください

今週の作業内容
1. ケガキ
2. ピットの塗装,外壁の塗装(写真は次回)
3. 土台の切り抜き
                                             以上