今回は,ヘッドライトとテールライトの加工です。
ヘッドライトのレンズのパーツが,ライトカバーの後ろ側まで伸びていて,レンズを外すと直径1mm程度の穴が残ります。私は,設計者が,ここからの自然採光によりヘッドライトが光っているように見せたかったのだと推察しています。穴を塞ぐのも面倒なので,ここから配線を取り出して,ヘッドライトのパーツがボディーに際込まれている部分に穴を開けて配線を取り込むこととしました。
ピンバイスは,ゴットハンドのクイックパワーピンバイスを使っています。一度これを使うと手放せなくなります。マグネット式のピンバイスなので,ドリル刃の脱着が一瞬で終わり,接続部が六角形の形状のため空回りしないのです。交換用ドリル刃も1mmから3mmまでが,0.1mm単位で用意されているも大きな利点です
ライトケースの内側は,遮光とリフレクターとしての機能を持たせるため,シルバーで塗装しておきます。
配線済み0402チップLEDをUVレジン接着剤で固定します。説明書きには5秒で固定とありますが,一般的なUVレジンと同様に1分くらい紫外線を照射して安全策を取りました。
その後,セメダインのハイグレード模型用で嵩を増していきました。成分の65%が水分で占められている接着剤なので硬化すると体積が減ってしまい,6~7回盛ってようやくレンズらしくなりました。
最初からレジンを多めに盛る方法もありましたが,接着剤のレジンの粘度が低く凸型に固定できないことと,的確な量で流し込むことが難しかったこともあり,このような作業方法となりました(凸型にしたいレンズ部分を粘度の高いレジンに変えてみる方法もあったと考えられますので,いずれ試してみます)。
セメダインのハイグレード模型用が硬化する時間を利用してデコーダーへの書き込み作業を行います。今回はヘッドライトから独立してテールライトを制御したいので,AUX3とAUX4にライト用の設定をしました。
テールライトはエコーモデルの外ばめ式テールライト(品番3608)の赤色レンズのみを使用しました。レンズの差し込み部分の直径が1.37mmでしたので,近似値の1.4mmの穴を開け,セメダインのハイグレード模型用で裏から固定しました。
テールライトが灯るのが楽しみです
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