【鉄道記念日 日本最古の動態保存機】明治村の蒸気機関車
ネットの情報によれば,おおよそ以下のとおりです。
蒸気機関車 23号
明治5年(1872)の開業に先立つ,明治4年(1871)にイギリスから10輌が輸入されました。そのうちの1輌が大宮の鉄道博物館に静態保存されています。
開業後、鉄道輸送が営業的な成功を収め、需要が増したことから新たに2輌を増備することとなり、明治7年(1874)に輸入された2輌のうちの1輌です。
明治42年(1909)形式変更で165号となり,明治44年(1911)尾西鉄道への払下げに際し12号に改番、大正14年(1925)尾西鉄道が名古屋鉄道に事業譲渡しましたがナンバーはそのままでした。
昭和32年(1957)に一旦廃車になったものの,昭和40年(1965)に博物館明治村に移転,昭和48年(1973)復活を遂げ,現在まで運行を続けています。
令和6年(2024)は23号にとって150年のアニバーサリーであり,普段は尾西鉄道時代のナンバー「19」を付けていますが,今だけ特別に輸入時のナンバー「23」を付けて走っています。
客車 ハフ11
明治41年(1908)天野工場(現 日本車両東京支部)で製造されました。その後,東京の青梅鉄道,山形の高畠鉄道,秋田の雄勝鉄道(後に羽後交通雄勝線)、そして昭和48年(1973)廃線を経て博物館明治村にやってきました。
客車 ハフ12・13
明治45年(1912)新宮鉄道で新製。その後,秋田の雄勝鉄道(後に羽後交通雄勝線)でハフ11と出会い,共に博物館明治村にやってきました。
京都市電
明治43(1910)~44年(1911)に製造された2輌が博物館明治村にあります。北野線を走っていましたが昭和36年(1961)に廃線となりました。明治村が財団法人として設立されたのが昭和37年(1962)。もう少し開村が遅ければ,この世に存在できなかったのではないかと思われてなりません。