祈りうた・いのちうた(息子と親父との会話)
息子と親父との会話息子「おれは病気もちのビョウニンだね」親父「いいや、ちがうよ。おまえ...
祈りうた・いのちうた(「増」と「憎」とⅡ)
「増」と「憎」とⅡ1愛がくるむことで 憎しみはしぼんでいくのに悪が増すと 憎しみも増して...
祈りうた・いのちうた(人間アレルギー②)
人間アレルギー②好きになりたい けれどノドがつっかえて呼吸は楽にならない嫌いだと言いきり...
祈りうた・いのちうた(人間アレルギー)
人間アレルギー苦手なひとの前だと 心に湿疹が出る人間アレルギーというそうだたいがいは避...
祈りうた・いのちうた(詩人・八木重吉)
詩人・八木重吉1八木重吉は 雨といっしょに降っていた八木重吉は 四季の美しさに溶けこんだ八木重吉は 涙を弱いものへの愛情とした...
祈りうた・いのちうた(「赦す」と「救う」と)
「赦す」と「救う」と1そのとき 十字架の上から声がした―真っ赤な血を流さずに赦しはない必死な求めなしに救いはない...
祈りうた・いのちうた(「心」と「悪」と)
「心」と「悪」と心がひしゃげると 悪が増していくよき心よ おしつぶされてはいけない悪事...
祈りうた・いのちうた(「嘘」)
「嘘」口から次々と虚しいことばが吐き出される吐いた口は上機嫌 聞いた耳たちも大はしゃぎ―ひとつの真実は八百の嘘にかなわない...
祈りうた・いのちうた(「輝」と「晃」と)
「輝」と「晃」と軍の支配する国に輝きはない祝福の光につつまれた戦など ありはしない正義...
祈りうた・いのちうた(あかぎれ)
あかぎれあかぎれが子どもたちの冬の手だった指先も手の甲も ひび割れて赤黒かった―みんな ...