日本グルーヴチューン振興会

Perfume『JPN』

本日、2011のマイベストを大体決めました。
近日中に記事を上げたいなと(希望的観測ww)




さて、その前にレヴューしておかないといけない一枚を。




Perfume
『JPN』
2011/11/30リリース
徳間ジャパン
TKCA-73730
Jpn






2011のベスト選出対象は、2010/12月~2011/11月リリース作品。
このアルバムは、その期日ギリギリに滑り込んできた。
内容が発表された時、既発シングルが4曲収録でカップリングも入れたら3分の2が既に知っている曲というコトで、少々ガッカリした。
アルバムだけど、何か楽しみが薄れた感じがした。




ベスト盤みたいなアルバムになっちゃうな~なんて思ってたけど、聴いてみて驚いた。
オープニングのインストから、アルバムミックスを施された「レーザービーム」と「GLITTER」への流れで、一気にココロを持っていかれる。
特に、大胆に生まれ変わった「レーザービーム」が世界を変える。
そして、曲順が変わることでシングル単位で聴いていた曲の表情が変わるという事実に改めて気づかされる。





4曲収められた新曲が、全て素晴らしいコトもアルバムの評価を高める。
「MY COLOR」の歌い出しが衝撃的にキャッチーでポップ。このサビのフックの強さは、Perfumeの楽曲史上でも屈指ではないかと。
“みんなのうた”でオンエアされても違和感のない「時の針」に至っては、Perfumeの代名詞であるオートチューンがかけられたヴォーカルを捨て、実にナチュラルな声が響く。
「心のスポーツ」もヴォーカルエフェクト薄めで、今までの彼女たちに無かった曲調。弾む様に走り出すサビがメチャメチャ気持ちイイ。バックトラックはテクノなのに、メロディが超アイドルポップ。
「Have a Stroll」は、クール&スタイリッシュなサウンドメイクが、キュートなメロを際立たせるポップアッパー。
この4曲が、新しいPerfumeを提示している。
アルバムが、彼女たちの先を見据えて作られているのが感じられる。




素晴らしくキャッチーな『GAME』、カッコいい方にベクトルが振られた『トライアングル』、という前2作を経て歌ものアイドルテクノの完成型に近づいた本作。
やはり、Perfumeは私の中で特別な存在なんだと再認識されられた名盤です。





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YouTube: Perfume-JPN-Summary of songs.


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