下世話な音楽が好きだ。勿論、アーティスティックな音楽にもイイ曲は沢山あるけど、ある程度「俗」な音楽が今はツボ。かなりオシャレな音に聴こえる“Paris match”や“orange pekoe”も、細かい部分でベタなポップさ加減を、塩梅よく配しているのが好き。Light mellow系のポップスには、殆どそういった小技が効いてる。それは、言い換えれば「ヒネリが効いてる」ってコトなんだろうなぁ。すこし斜に構えた感じが、心に引っかかるフックのあるメロディを生んだり、センスの良いアレンジを施させたりするんだと思う。逆に王道を行く様(存在が王道なのではなく、サウンドプロダクションが王道なのね)な音は、右から左に耳を抜けていく(具体的に誰とは言わないけど)な。ま、少なくとも今の僕にとっては、GLAYや浜崎あゆみより松平健の方が魅力的、というコトですか。