日本グルーヴチューン振興会

最近の音楽雑感

随分と間が空きました・・・・・・・
年度末から年度初めは、なんだかんだいって忙しい
なので、今回はダラダラとボンヤリ思っているコトを(笑)




とりあえず、嵐のシングル「Calling/Breathless」についてレヴューを書こうと思っていたのですが、どうもタイミングを逃してしまったので簡単に。

通常盤が久しぶりに4曲入り、しかもダブルタイアップのダブルAサイドというコトで、初動の枚数もキャリア史上1位だった訳ですが、どうも大絶賛とまではいかない1枚になりました。
リード曲に関してはどっちも悪くない・・・・・・というか、今の音楽シーンの中では水準の高い楽曲だと思うのに、何故か手放しで喜べない(苦笑)
それは、いつも言う様にドラマや映画のタイアップという制約だけが原因とも思えず・・・・
期待値が高過ぎる故なのか、振り切れてない感じがするのと、余裕の足りなさなのか遊びの無さが窮屈な感じに思える。
「Calling」のロックアッパーな曲調はシングルとしては珍しく、キャッチーなサビメロにはダサカッコいい感じがあって良いのですが、ディテールに少し雑な感じも覚えたりします。
「Breathless」は、最近のシングルの路線を踏襲しているものの、どうも韓流ポップを聴いている様なのっぺりした印象。
カップリングの「オーライ?」くらい遊んでくれれば面白いと思うんですが(笑)
この曲を聴いた時、リフが筒美センセの名作「花とみつばち」だなと感じて(遡ればドアーズの「ハロー,アイ・ラヴ・ユー」やキンクスの「オール・デイ・アンド・オール・オブ・ザ・ナイト」から連綿と続く名フレーズ)しまいまして、ニヤニヤが止まりませんでした。


YouTube: 郷ひろみ 花とみつばち

YouTube: The Doors - Hello, I Love You


YouTube: the kinks all day and all of the night

 

 

まぁ、3月はいい作品が多くリリースされていて、それを聴いてると嵐の現状に物足りなさを感じてしまうというのが現実。

ポテンシャルの高さは折り紙つきなのに、まだまだ高みに登れるというのに足踏みしている感じがもどかしいというのが正直なところなんです。

 

 

さて、違う話も少し(笑)

個人的にはNHKの朝ドラってそんなに興味があるモンではないのですが、今クールの「あまちゃん」が面白くてついつい見入ってしまう。そしてテーマ曲が実に秀逸。

菊地成孔やカヒミ・カリィとの活動でも知られるジャズ・ギタリスト、大友良英氏によるインストだが、朝の背中を押す様なテンポと音色がとても心地良い。

 

そして、心地良いと言えば「Spain」(唐突だなww)

チック・コリアの名曲で、名演奏も多いが日本人の演奏で満足するモノに出会うコトは少ない・・・・・が、最近見つけたコレがホントに鳥肌モノだった。

2010年、デュッセルドルフのジャパンフェスでのAGA-SHIOによる演奏。三味線とピアノだけで繰り広げられるスリリングかつクールな名演。素晴らしいです。


YouTube: Spain by AGA-SHIO @Japan Festival in Düsseldorf in2010.




ところで、先週の日曜日にライヴに行ってきました。実に久しぶり(約2年ぶり)で、結婚して初めて妻と2人でのライヴだったのですが・・・・・・凄かった(笑)
吉田美奈子と河合代介、沼澤尚によるトリオだったのですが、美奈子さんの第一声が出た瞬間に気持ち悪くなった(褒め言葉ですよww)
ヴォーカルが耳じゃなくて鳩尾に直接突き刺さる感じで、胃袋をひっ捕まえられて動かされる様な錯覚に陥る。あんなヴォーカルは初めてだった。
ハモンドオルガンとドラムだけなのに、音圧が物凄くてスキマもへったくれも無い。
改めてハモンドの凄さも感じられ、ドラムのグルーヴも味わえ、何より美奈子さんの“歌”の凄まじさを味わった(もうすぐ還暦ですって・・・・信じられない)一夜でした。

 

 


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コメント一覧

天然水
デルフィス さま
ありがとうございました。
キャパ3000人で超一流のバンドメンバーと完全生歌のライヴ!
観てみたい!生歌に飢えてるし生演奏で生まれるグルーヴを感じたい!
デルフィス
ネギ様、お久しぶりのコメントありがとうございます。
http://funky-katsu.blog.ocn.ne.jp/musicmania/
仰る通り、ディテールを雑にするのではなく、いい意味でラフでルーズな余裕が欲しい気がします。色んな音楽を聴き継いできたオトナが楽しめるモノを出してくれると嬉しい。
いまの方向性を気にしているアイドルですか?誰だろう・・・・・
当っているかは解りませんが、近いうちにAlbumのレヴューを書きたいアイドルはいるので、期待せずに待っててください(笑)
デルフィス
天然水様、コメントありがとうございます。
http://funky-katsu.blog.ocn.ne.jp/musicmania/
マンネリというのではなく、(想像でしかないのですが)スタッフ側にも彼らの側にも練り込むだけの物理的余裕が無いのではないかと・・・・・
それと、あれだけ大きな存在になるとコンサヴァティヴになるのは致しかたないとも思うのです。
Albumであれだけのメンバーを揃える訳ですから、超一流のバンドメンバーで完全生歌のライヴとか見てみたいなと思います。ただ、国立やドームでは難しい。キャパ3千くらいのホールが理想ですが、それは事情が許さないでしょう(笑)
ネギ
お久しぶりです。
嵐のC/Bを聴いて…悪くないけど…と思っていてふとデルフィス様のTOKIOの羽田空港~のレビューを思い出しました。嵐のシングルに大人の遊び心、程よい抜け感と余裕が欲しいです。
もうひと組いまの方向性を気にしているアイドルちゃんたちがいます。きっとデルフィス様はNEWアルバムのレビューを書かれると思うので勝手ながらお待ちしています。




天然水
追記)生歌、生演奏で聴いてみたいとデルフィス さ...
追記)生歌、生演奏で聴いてみたいとデルフィス さんの文章を読んで思いました。
天然水
嵐のレヴュー待ってました。
のっぺり感、なんとなく予想を裏切らないつくりですか。
組むスタッフがマンネリになってきてるとかですか。
手抜き感ですか。ワクワクドキドキ感が足りないからですか。
冒険してないですね。パターン化してきてる。
いろいろ転換期に来てるようです。
グループとしても個人としても。

口パクから卒業して「生」で感情をかき混ぜるような歌を聴かせて欲しいです。

あまちゃん、脚本もキャストも音楽も楽しくて元気になりますね!
舞台っぽいお芝居のキャストさんも楽しい。
クドカンのユーモアも好きです。
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