久しぶりに嵐のシングルを買ったな・・・(笑)
ほぼ1年前の「Troublemaker」以来、待ち続けた快作。
嵐
「Lotus」
2011/2/23リリース
ジェイ・ストーム
JACA-5260
兎にも角にも、疾走系アッパーを持ってきたのが最大のヒット。
確かに、ミドルやスロウでも魅力的な曲は多い嵐ではあるが、その幹となるのは踊れるアッパーグルーヴであるべきだと思っている。
同じアッパーでも、テイストで変化はつけられる訳だし、飽きられちゃうとか考えずにガンガンとグルーヴ系で攻めればイイのに(笑)
でもまぁ、このへんはSMAPの轍を踏むまいという気持ちなのかな・・・・・
極上のアッパーを連発してた時期、バラッドの半分くらいしか売れなかったりしたんだもんね(苦笑)
あ、楽曲の話
タイトルチューンは、デジタルビートとストリングスが融合した疾走アッパー。
「Monster」や「Truth」と同系統ですが、私は一番評価します。
何よりも、メロディのフックの効き具合が素晴らしいです。
歌謡曲の様にメリハリの強い旋律、ダイナミズム溢れるストリングス、ドライヴする四つ打ち・・・・特にアレンジの巧みさに気合いが感じられる。
このアレンジは、やはりクラシックやプログレに精通した佐々木博史の功績だろうか・・・・
アニメや特撮ヒーローものの主題歌の様なイントロの流れから(笑)、淀みなく繰り出されるクールでアツいユニゾンヴォーカルも力強い。
特に、ギリギリのハイノートでフェイクする大野くんの声は、今回も楽曲の魅力の相当量を担っている。
ヴィジュアル込みならもっと魅力的だと思うが、音だけで十分圧倒できるクオリティ。
売上枚数など気にしてる場合じゃない(笑)
この水準で攻めていけるなら、今年の彼らは昨年以上に期待が持てると確信する。
ちなみに、カップリングも良い出来です。
「ever」は、元WANDS・元SO-FIの大島こうすけが曲を書き、石塚知生がアレンジをしたミドルポップ。大島が以前書いた「Dear Snow」よりメロディは魅力的だし、私が大好きな「ナイスな心意気」をアレンジした石塚氏のストリングス使いは今回も冴えてます。
「Everything」や「とまどいながら」級とまではいかないものの、彼らのミドルとしては好きな部類の曲。
通常盤の3曲目、「Boom Boom」は、大好きなバニラビーンズの「LOVE&HATE」を書いたErik Lidbomの曲でアレンジはha-jさん。
重ためのベースラインが響くビートグルーヴで、テンポゆったりなのに身体が揺れる。エフェクトかかった翔くんのRapも入って、粘りのある印象の1曲。
シングルとして、非常にバランスの取れた作品だと思います。