日本グルーヴチューン振興会

レヴュー:つじあやの『CALENDAR CALENDAR』

つじあやの嬢のアルバム『CALENDAR CALENDAR』は、オリジナルアルバムとしては『恋恋風歌』以来、2年半ぶり(!)の作品。
CALENDAR
タイトルどおりコンセプトは1年を12曲で表現するコト。その為にかどうか解らないけど、彼女がやったコトは1曲に一人、合計12人(1曲は自分自身)のプロデューサーを立てるという試み。
私が不勉強なのかもしれないが、こんなやり方聞いたコトない(笑)
場合によっちゃ、相当とっ散らかったモンになるんじゃないかと懸念もあったりしたのだけれど・・・ただの杞憂に終わりました。
プロデューサー陣は、小西康陽・田中ユウスケ・根岸孝旨・ASA-CHANG・森俊之・冨田恵一・横山剣・鈴木惣一朗などなど“腕っこき”揃いですが、アルバムの統一感というか一体感の最大の要因は『あやの嬢の声』だと思うのです。どんなコンセプトでクリエイトしようが、どんな曲調にアレンジしようが、“つじあやの”の楽曲とヴォーカルは揺らがない軸を持っているというコトだと思うのです。

(あくまで私見ですが)なので、今作にはベストトラックというモノが存在しません。この12曲は、12曲で1つの形を作る「組曲」だと思うから。

組曲『CALENDAR CALENDAR』
第一楽章“春”
「春風」
みたいな感じ(笑)

1曲だけ、という訳ではありませんが、個人的に「圧巻だなぁ」と思ったのは12月「星降る夜のクリスマス」から3月「春色のワンピース」の流れかなぁ。特に、“冨田ラボ”冨田恵一プロデュースの「星降る夜のクリスマス」から“東洋一のサウンドマシーン”横山剣プロデュースの「新しい日々」へ続く、「年越しゾーン」(爆)はメチャよかった~。


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