連休ですからね・・・・・少しでも書かないと(笑)
しかし、先週のリリース分はイイ作品が多い。
というコトで、先週出たモノからご紹介。
FREENOTE
チョコレートボックスオーケストラ
2009/9/16リリース
トイズファクトリー
TFCC-86310
ここ数年は、シングルをリリースせずにアルバムやミニアルバムだけをリリースするというスタイルをとっているFREENOTE。
前作『ルート3』からキッチリ1年ぶりに(笑)、待望のリリースです。
今回は、6曲入りのミニアルバム。
曲数が少ない分、密度の濃い名曲揃いのアルバムになりました。
シングルをリリースしない、というコトは基本的にテレビの様なメディアでのプロモーションが制限されるというコトです。
ま、FREENOTEは元々が地上波の歌番組に出る様なバンドでは無いのですが、シングルチャートをオンエアしたりする番組が多いので、そーいったトコロへの露出も無いって話で。
しかし、このアルバムの6曲は全てがシングル級というか、いい曲が目白押し。
コレが売れたら、まだ日本のポップス界にも失望しなくて済むかな、なんて思ったりするんですがね(苦笑)
彼らが、ちゃんとメジャーで活動して、定期的にリリースをしている。それだけで嬉しくなるんですよ。メジャーレーベルも、ちゃんと音楽が好きなヒトがいるんだなって。
トイズファクトリーというレーベルに対する感謝を抱かずにはいられません(ちょい大袈裟かww)
さて、秦千香子と坂本真也の2人になって初めてリリースされた今作。
前作までと同様に、ポップの髄を感じる極上のキャッチーチューンが詰まってます。
一切の虚飾もギミックも無く、衒いの無い真摯なスタンスから生まれる真っ当なポップス。
フックの効いたいいメロディと、それに真っ向から向き合うセンスのいいアレンジに乗せて歌われる、秦千香子の心地良いヴォーカル。そこには“ポピュラーミュージックは斯くあるべし”という世界が広がっている。
それにしても、千香子嬢の声はホントに素晴らしいね。
甘さと穏やかさと凛とした感じが、柔らかく綯い交ぜになった歌声。
「片恋ライナー」(このタイトル最高だわ~)の疾走感溢れるギターサウンドに絡みあう千香子嬢のキュートで力強いヴォーカルも、「ふたりをつなぐもの」の様なミドルスロウで見せる少しだけ儚げで優しい歌声(サビのダブルトラックのヴォーカルが気持ち良すぎ!)も、グッとココロを鷲掴みにする。
どうか、もっともっともっと沢山の人が、このバンドとこのアルバムを好きになってくれます様に。そんな想いを抱いてしまう作品になったと思います、ハイ。
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