ただ、この手の番組を見てると15年ほど前にオンエアされた「メリークリスマスショウ」を思い出さざるを得ない。2年連続で放送されたのだが、残念ながら1回目はビデオにすら録っていないのが悔やまれる。2回目は、アーティストのラインナップからモノ凄かった。知らない若い人も多いと思うので、以下に列挙する。KUWATA BAND,松任谷由実,アン・ルイス,小泉今日子,バービーボーイズ,爆風スランプ,鮎川誠,渡辺美里,泉谷しげる,吉川晃司,山下洋輔,鈴木雅之,鈴木聖美,前田亘輝,中村雅俊,Char,アルフィーの坂崎と桜井,米米クラブ,新田一郎,スーパーエキセントリックシアター,石橋凌,小林克也,etc.そして司会は件の明石家さんまであったのだ。エンディングテーマはユーミンが作詞し桑田さんが作曲したオリジナルソングで、番組内でオンエアされたのはアイディアとセンスに溢れたカヴァーソングの数々。例えばトリプルドラム,トリプルベース,シックスギター,シックスヴォーカルというロッケストラで「ツイスト・アンド・シャウト」、鈴木雅之が歌うジェームス・ブラウンの「アイ・フィール・グッド」とアルフィー桜井が歌う北島三郎の「函館の女」を混ぜこぜにした作品、Charが「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」を演り米米クラブが「星降る街角」を演るゴチャまぜなパフォーマンス、といった具合。今見ても、凄いと思うし、遊び心に溢れたプログラムだったと思う。
おそらく自分が今まで見てきたテレビの音楽プログラムの中で、史上№1の番組だったと断言できる。1回目と2回目の番組をオリジナルマスターでパッケージしたDVDが出たら1万円でも高くないと思っている。
今や、コンサバティヴなブッキングしかしない地上波の音楽番組には望むべくも無いことかもしれないが、またこんなプログラムを作って欲しいと願ってはいるのだが・・・。
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