同じメーカーの 同じ購入ルーツのドライヤー修理が2件続きました。
以前と同じことを主張しますが、部品の入手ができないメーカーは基本的に直しません。
それは交換すべきものを 間に合わせの方法で修理するのは「改造」であって
危険を伴うからです。お客様の安全と当店の安心のためです。
ただ、例外はあります。どういう場合かは 端折っておきます。
とにかく今回は例外で、同じメーカーの同じようなドライヤーが2件続き、
私の中では 記録しておきたい話なのでした。
1件は、コンセント側の断線だったので プラグを交換して解決しました。
そのドライヤーを お客様にお返ししたすぐ次の日、別のお客様がドライヤーを持って来店致しました。
これもまた断線です、ただし本体に近いほうです。
さて、このドライヤーの特徴は
コードが3m近くあって 家庭用としては長い。
コードの付け根が回るタイプではないので 頻繁に左右持ち替えると
コードがグルグルねじれる。コードが固めである。
使用時 イオンが出るということで、ちょっと お高い。 などがあげられます。
開けてみるとこんな感じ。そんなに難しくない構造です。
断線は 本体に近いけど本体の外側。ねじれた中の一つです。
ここのコードをむいてみると
こんな感じで 切れてパラパラにほぐれました。
お客様の要望は「1mくらい短くしてほしい」でしたから
断線しているところを含み 1m切断して 圧着です。
圧着だまを本体に収めて、コード押さえをつけて、閉じれば完成です。
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さて ここで 私は重大な間違いを犯している事に気づきました。
上の画像を見て・・・・。
そうです、圧着する前に 引っ掛けリングのついた部品に
コードを通さなくてはいけなかったのです。
ピンクの太線で囲んだやつにね。あらら・・・。
こんな風にならなくちゃいけないの。(これはコードを切る前の画像です。)
圧着はやり直しましたよ。キツキツでしたが。
もう一つ、このドライヤーの気になったことは フィルターの中に ほこりが沢山入っている事です。
お客様は この丸い部分が 空くとは知らなかったそうなので
一度も手入れしたことがなかったそうです。
OPEN・CLOSEの通りに回せば取れるので ほこりを小まめに取って
モーターに負担がかからないように 使って欲しいです。
ドライヤーと掃除機は 断線の故障が多い家電です。
部品の取りやすい、国内主要メーカーを購入してほしいなぁ・・・。
以上、今回も 嫁の修理記録でした。