ぬるい!砂糖も多い!

おいしいコーヒーが飲みたい

讃岐の国

2019年05月26日 | 日記
日本地図を見ていて、岡山県出身の人がお国自慢?を始めた。

「岡山県は意外と広いでしょ。北側では鳥取を押しつぶしてるみたいだよね」なるほど、言われてみると、たしかに結構南北に分厚い。

「でも、海の方はね、近いところにある島でも香川県になってるのがすごく多いんだよ」・・・ほう。瀬戸内海をはさんで向かい合う香川県に、島をたくさん取られたと。悔しいのか(笑)。

ひるがえって私は思う。香川県について私たちは、学校の社会科だか地理だかの時間に教わった。大きな川のない、せまい讃岐平野では、雨の少ない瀬戸内気候のためもあって、水を得るのがたいへんである。昔からため池がたくさんつくられたのはそのためだ。讃岐うどんが有名なのも、米作りがあまりさかんでなかったことの裏返し。などなど。

しかし、それではこの土地の歴史の一面しか見えないのではないか。瀬戸内海の島々が、岡山県近くまで香川のものになっているという事実からは、別の「讃岐の国」が見えてきそうではないか。

「海の民」が活躍した歴史があったに違いないのだ。網野善彦かだれかが何か書いていそうだ。