前回、写真をと書いてから、また月日が経過してしまいましたが、読んでくださった方がいたら申し訳ないので、ちゃんと写真をのせることにしました。このようないびつなものを作っています。ろくろは使わず、手にとった土に何も足さず、何も減らさず、プラスマイナスゼロを基本に創ります。幼い頃に益子焼の食器をよく使っていて、飾らない普段使いの素朴さが好きでした。いつか時代は変わり、何かはやらない感じかもしれませんが、あまり高価でもなく親しみの感じられる普段使いの食器ができたらと思っています。
趣味は色々と多い方ですが、陶芸はだまだ初心者で3年半くらいやっています。始めてみてすごく新鮮な驚きだったのは、何を作ろうか悩まなくても勝手にどんどんできたこと。そして、その結果がどのようでも、まったく気にならなかった、というか、すべてを肯定できたこと。作品と呼べるのか、できたものはすべて大変曲がっていて、傾いていて、とにかくいびつだけれど、それが何故か小気味良い。何をやっても、子供の頃からあまり褒められたこともないし、どちらかというとこんなにできたと思うより、これしかできなかったと思うタイプだったかも。でも、陶芸はそのどちらにも当てはまらず、それ以上でもそれ以下でもない、いびつでちょっととぼけた様子で、私そのものかも。それをそのまま受けとめて…。陶芸を始めて良かったと思います。次回は少し写真を用意しましょう。