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読書の方法その6 再送

2023-10-29 20:53:29 | 人に薦めたくなる本
前回の投稿にちゃんとリンクを張っておきました。

今回も読書のお話し。

電子書籍については、かなり好みが分かれるようです。知り合いの中でタブレットなどで字を読むのがどうしてもできないという人もかなり居ます。確かに目にはあまりよくないようですので、なんでもほどほどに。でも著作権の切れた書籍を無料で公開してくれているページ、例えば青空文庫などは、読書が大好きな人にとっては感謝感謝です。高齢になってそれほど本にお金をかけられない境遇になっても、これがあればもうこわいものなし。昔から読みたかったけれどまだ読んでいなかった本があれだけたくさんあれば、ひとつずつ読み進めても尽きることはないでしょう。原語で読みたい方には外国語の書籍も例えば、Projekt Gutenberg などもさまざまな言語で提供してくれています。利用しない手はないですよね。まだリストをチェックしていなかった方、是非見てみてください。

そして、前にもご紹介した無料ダウンロード版の以下の書籍。こちらは大変おすすめなので、見てくださいね。家庭の医学などのさまざまな医学書と症状や経過を比べてみてください。

精神面から見る病気の原因     ビェルン アイブル

http://www.free-new-medicine.com/

但し、ブックマークにも入れてあるホームページには、上記の書籍で300回も引用している内容のオリジナルがすでに詳しく公開されています。 Amici di Dirk 出版社のオリジナルホームページでもあります。

では、引き続き注意してお過ごしください。

 


読書の方法 その7

2021-08-03 19:51:50 | 人に薦めたくなる本

読書の方法というほどではないですが、最近法華経の現代語訳を読み返しました。80年代に読んでいたのですが、世界の仏教に対する研究もそのころからは相当異なってきており、その辺の事情を聴いてから注意して読んでみると確かに、前回とはまったく違った内容に見えてきました。こちらは新書版の大きさのレグルス文庫で3冊になっております。法華経であらわされる大乗仏教そのものが、仏さまが説いたものではなく、別の著者がいるのは明らかだとというのが、今日の学者さんの間の定説になっているというのです。確かに、初めの方で重要視されていたすべての妄執を取り除く努力については、ほとんど問題になっていない。最初に読んだときは、そこが大乗仏教の良いところで、一人の人が悟りを得てから長年人々を導いて最後の方にこの教えを説いたことに疑問を抱かなかったのですが、よーく注意して読み返してみたら最初から最後まで法華経は何であるのかという内容は書いていなかったことに気が付きました。うちのお寺さんも大乗仏教系の宗派ですので、別に批判しているのではないので、お断りしておきます。


読書の方法その5

2021-06-25 00:48:15 | 人に薦めたくなる本

最近読み返しているのが法華経の現代語訳。新書で3冊なので以外とすらっと読めてしまいます。例によって何でもなるべく原典から読みたいのですが、まさかサンスクリット語とかわからないし、中国語のたくさんある翻訳版もまったく読めません。現代語に訳してあってよかった。最近は読んだ当時から考古学的にも文献的にも相当研究が進んで、だいぶ見方が変わってきているようです。2度目に読んでみると、確かに。こうなるとまた最新の仏教考古学から目が離せなくなってきました。


読書の方法 その3

2021-03-19 00:30:42 | 人に薦めたくなる本

コロナで様々に被害に遭われている方々には、心よりお見舞い申し上げます。

こちらも商売にはかなり支障をきたしておりますが、まずまず健康で過ごせていることに感謝です。そして、前回も書きましたが、読書の時間が多くとれて、大好きな読書がますます読める読める。今回も一部お奨めの本をご紹介します。ほぼ古典となっているので、すでに読まれた方も多いと思いますが、私自身ずっと読みたい読みたいと思っていて、やっと読めて、やはり読んでおいて良かったと思った本2冊です。それぞれ薄い文庫本ですぐに読めてしまいます。

蟹工船・党生活者  小林多喜二           新潮社版

こちらは日本人ってこんなに恐ろしく醜い人だったのかと、そんな時代を知らない者としての驚き。あわせて、まだ読んでいない女工哀史も読まなくてはと思っています。

武士道       二渡戸稲造   矢内原忠雄訳  岩波書店

こちらは、元が英語で書かれていてそれをご丁寧に日本語に訳してある本とは知らなかった。すでに読んだ茶の本と同様に教養高い難しい英語で書かれていたのかも。こちらは逆に日本人ってそんなに素晴らしかったっけ。というわけでこの2冊かなり両極端だったかも。この後は葉隠の書を読まなくては。


読書の方法 その4

2021-03-19 00:30:42 | 人に薦めたくなる本

今回はお奨めする本そのものをご紹介します。

この本の中の少しオカルトっぽい部分や、多くの民間代替医療については私自身一切確かめていませんし、推奨するものではありません。著者の方は、オーストリアのマッサージ師、治療師であり、日本の方々への贈り物ですということで、独語で出版された自著を自費で翻訳され無料でインターネット上で公開しております。

精神面から見る病気の原因     ビェルン アイブル

http://www.free-new-medicine.com/

上記 URLをクリックして日本の国旗のボタンをクリックするとダウンロードできます。PDFデータ、9メガバイト、330ページある本と、紹介用のブックレット、それにポスター用の図が2点あります。それぞれダウンロードしてお読みください。初めの70ページほどは概要ですが、あとの部分の形式は家庭の医学のように病名、器官名、症状など目次と索引を利用して引くことができます。自分自身の病歴や家族や知人の病気と照らし合わせて、まずは当てはまるかどうかを確認してみてください。お気づきの点などありましたら、ご連絡ください。

 

 

 


読書の方法その2

2017-07-06 00:55:42 | 人に薦めたくなる本

前回、読書の方法について、私なりのお奨めをしましたが、その後の経過を少し。

とりあえず、旧約聖書も読了。内容について、再度確かめたい部分があって、どこだったかしらとめくりましたが、どこに書いてあったのか全く見つからなくなってしまいました。どうも気になったので、今度は気になった部分はページに印をつけて、再び読み始めました。まだ2度目は初めの方で滞っています。

それから、日本人ならやはり初めに戻って古事記、日本書記、風土記だと思い、まず古事記から読みました。どれもやはり文庫本で出ています。これも、誰かが現代語に訳したものではなく、原本に読みやすく仮名がふってあり、脚注が大量についているものを、内容がわかるわからないはあまり気にせず、読んでいくという方法です。読み終わってみて、子供の頃に国造りの英雄というタイトルで読んだ訳本はかなり脚色してあるなという感じ。実際には、一字一句、いったい何を意味するのか、どこを意味するのか、学者の間でまったく意見が分かれている部分なども多く、要するになんだほとんど何も明らかになっていないのだ、ということがわかった次第。現在は日本書紀の上巻を読んでいます。

細かくだまされないぞ、という思いで気を付けて読んでいくと、どうしても聖書考古学とか、日本国内の考古学の最先端が知りたくなります。これについては先日お勧めの一冊に出会えました。中公新書で、物語 エルサレムの歴史 です。物語というので、国造りの…みたいな話かと、期待せずに読み始めましたが、私の知りたいことにたくさん答えてくれて、大変参考になりました。

 

 

 

 

 

 


読書の方法

2015-05-09 00:18:52 | 人に薦めたくなる本

これだけ情報が氾濫している世の中で、まず何から読んだら良いのか。これこれを知りたいと思い始めて、参考図書を探してみるとあるはあるは。私たちが学校に行っていた時代と比べると現在は、インターネット上でも様々な研究内容を公開している方々が居て、それもやはり気になりチェックを入れておかないと。。。

というわけで、時間がいくらあっても足りません。私の場合は、それらの参考図書はあとからでいいか、というわけで本家本元までさかのぼって読んでみるということをしております。このブログでもリンクしている日本国憲法もその一つ。新聞や国会中継のやりとりなどいくら調べても、まず彼らがどこをどう変えようとしているのか、中味を自分で読んで理解してみようということです。前文だけは教科書のどこかに出ていたかもしれませんが、憲法全部となると、六法全書などを思い浮かべて自分では読みきれないのではと思っている方も居るかもしれませんが、案外と短くまとまっていてすぐに読めますよ。読んでみて、自分ならどこを変えなければならないと思うか、あるいは変える必要はないと思うか。まわりから影響を受けない自分の意見を持てると思います。

イスラム国のニュースなどで、この宗教について知りたいと思った方々、やはり多くの参考書やイスラム教とその国々についての様々な参考図書も出ていますが、まずはイスラムの人たちがどんな宗教を信じて生活しているのか。まずはコーランを読んでみるしかないのでは。そんな大変そうと思う方もあると思いますが、文庫本3冊と聞けば、通勤のときでもじきに読めてしまう量です。日本で出版されている文庫本のコーランの訳が、彼らが実際読んでいるものとどのくらいズレがあるのかと疑問を感じて次の一歩へ進まれる方は、それも良いと思いますが、まずは全部読んでみましょう。あれだけの多くの人々が信仰している宗教。大変易しく書かれています。

そう思い始めたら、やはり欧米とユダヤを理解するために、聖書も読んでおきたくなるのが人情。新約聖書は短いので、読んでみた方も多いと思います。私も信仰しておりませんが、気がついたとき3度ほど読んでおります。旧約聖書も是非と思い一度挑戦しましたが、やはりかなり長くて途中で挫折。でも本家本元を自分の目で読んでおかなくてはと再挑戦。現在10分の9くらいまでたどりつきました。宗教だから、立派なことや学ぶべきこと、道徳的なことが書いてあるかと気をつけながら読んでいくと、これは史実なのかどうなのかよくわからない歴史物語で、新約聖書ともまたかなり様子が異なります。解釈はそのため相当の比喩や暗喩があり、本当の意味はこれこれしかじかと、大学などではやっているようですが、とにかく自分で読んでみると良いと思います。しかしユダヤ教の場合はこの旧約聖書だけでなく、タルムートというものがあり、これはトラックいっぱいほども量があるそうなので、この場合は本家本元を読むのは相当難しそうです。

仏教も同じ理屈で、お釈迦様が説いたといわれる、アーガマ経と法華経というのをそれぞれ新書で読んでみました。なるほどと納得していると、仏教も別にお釈迦様一人の発見だけではなくて、5000年来インドに昔からある様々な土着の信仰に多くが出ているとのこと。それらの経典をまた遡って読んでみたくなっています。

宗教関連ばかりで、長くなりましたが、哲学も同様です。要するに知りたいことがあるときは、そのことについて書いている多くの参考書はまず置いて、そのことそのもの、その人自身が語ったそのままの言葉など、できる限り直撃で読んで行くことをお奨めします。

 

 


2009-07-28 17:41:41 | 人に薦めたくなる本

茶席の禅語 上・下

難しそうに感じて避けてしまいがちなタイトルですが、禅のお話をこんなに楽しくわかり易く書いているとは。すべてをそぎ落としていく禅の修業とはほど遠い毎日の生活ですが、つらつらと自分の身のまわりにおきかえながら読んでいくと、かなり精神衛生上良い本といえそうです。ついつい暗くなってしまう方、文庫本だし読んでみてください。
http://www.tachibana-inc.co.jp/searchresult.jsp