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究極の無駄使い その3

2023-10-20 18:07:49 | 環境
以前から究極の無駄使いということで、配管の中に使われずに残ってしまった温水について書いていましたが、最近ではますます物価の高騰という問題も加わり、またこの戦争で資源がいつまで順調に供給されるかもわからず、様々な別の視点が加わってきました。また二酸化炭素の排出と言う意味では、植物が必要とする二酸化炭素の量との兼ね合いもあって、何が最も取るべき行動なのかも、計算が簡単でなくなってきています。とりあえず、これまでの記事の内容は、あくまでも家計から見てのお金の無駄使い、ひいてはほとんどの資源を外国から購入している日本の国家的な状態を計算してみれば、という条件付きで読んでいただくと良いかもしれません。地球規模とか、50年後の状態となると、今自分がどういう態度で処したら良いのか、かなり難しくなります。
近頃若い方々もほとんどテレビを見なくなり、情報をインターネットからの個々の放送メディアから取られる方が多いと思いますが、それらも満遍なく様々な視点の学者諸氏の、様々な数値を比較されるのは良いことだと思います。但し、この中にも人々をある一定の方向へ煽り立てようとする力が働いていそうな感じを受けると、100年前の世界を繰り返しているように見えて、人々が踊らされることがないようにと願います。

濃度平衡に気が付いた、洗濯の予備洗い4

2021-12-19 04:47:48 | 環境

その後も続けています。とにかくしばらく真水に浸けてしばらく置いてから手洗い洗剤を入れて洗っていると、セーター類もいつもとてもすっきりした仕上がりで心地良いです。汚れがひどくなっているかどうか、心配になったときはまず浸けてみて水の色がどの程度変わるかによって汚れの度合いを確認できるのも、安心できます。なんだほとんど汚れていない、と思うときが多くなりました。だから洗剤の量も大変少なくて済みます。

但しここで注意しなくてはならないのは、色の移染についてです。これもやはり濃度平衡と言えるのか、濃い色のものと淡い色の物を一緒に水に浸けておくと、濃い色が淡い色の方へ移っていきます。意図的にするのでないのであれば、別々に洗うことを強くお勧めしますよ。

今日は久しぶりに長谷の大仏様にご登場願って。


濃度平衡に気づいた、洗濯の予備洗い3

2021-03-18 22:07:28 | 環境

お伝えしてきた洗濯物の予備洗い。これを継続的に行っていますと、結果的に強い汗の成分などのこびりつきが徐々に減ってきました。時々予備洗いを忘れることがあっても大丈夫。また次回行えば深く汚れが浸透しない気がします。これらは科学的な実験で立証できるものでもないので、ただ感じがするというだけで申し訳ないですが。これによりうちでは、洗剤の使用量が減っただけでなく、洗濯機の洗いの時間も短くしました。これは試してみて、どの程度まで短くしても問題がないか、各人で決定してください。洗剤を減らしているのですから、すすぎも減らせるのかどうか。これを全国の家庭で行えば、洗剤、電気の節約で相当環境に貢献できるのでは。但し、水は前の晩に漬ける量があるので、節約量は少ないかもしれません。誰か科学的に実験して定量的に調べていただけると大変嬉しいです。


濃度平衡に気づいた、洗濯の予備洗い2

2020-12-11 04:31:17 | 環境

おしゃれ着というか、あまり汚れがひどくないものも、この予備洗いで試してみました。結果はなんと、さらに良好。2回冷水にしばらく浸けておくだけで、何かすでにすっきり。一応おしゃれ着洗いの洗剤を少量入れて本洗いをしてみると、何と水の色はほとんどそれ以上濁らず、洗剤で洗う必要がなかったかのような状態でした。これから、この方法でますます洗剤を節約することができます。と、いうことは結果的に環境に対して大変優しいということです。


濃度平衡に気づいた、洗濯の予備洗い

2020-10-05 20:11:54 | 環境

汗まみれになった作業着やスポーツウェアの洗濯。洗濯機に入れる前に様々な予備洗いをしていますか。私も試してみました。塩素系、酸素系の各種衿洗いやスプレー。どの方法もあまり効果を得られず、結局たまに塩素系の漂白剤をかなり濃くして漬けて頑固な汚れを落としていました。でもやはり環境が気になるし。そしてあるとき、突然ひらめいた。中学高校の物理化学で学んだ濃度平衡です。汚れのある方からない方へ移動するのは、液体の濃度が高い方と低い方の差が大きい方が速いし、量もたくさん移動するのです。これに気が付きただ冷水に一晩漬けておいてから翌日洗濯機へ。日数に余裕があるときは、水を取り替えてもう一晩漬けてみました。効果はこれまでのどの衿の汚れ落としなどよりも数段優秀で、また匂いも気にならなくなりました。これを毎回マメに繰り返していたら、汚れもあまり頑固でなくなりました。漂白剤と洗剤のメーカーさんには申し訳ないですが、これが私が発見した事実です。もちろん特別な油汚れなど条件が異なれば他の対応が必要な場合もあると思います。(例えばまず冷水に一晩漬けてから温水に漬けるとか。タンパク質系の汚れが温水で固まってしまうともう溶け出してくれないと思われます。)何故こんなことに気が付かなかったのか。昔の人に聞かれたら笑われるかも知れません。


究極の無駄使い 続編

2019-07-27 14:47:13 | 環境

前回、究極の無駄使いを投稿してから、すでにかれこれ9年も経ってしまいました。この間に企業の側で努力をしていただいて、良い製品がでてきました。父のところで洗面所のワンハンドミキサーが壊れて新しくついていたのは、中央の位置まで水が出てお湯は中央より左に回さない限り出ないタイプです。ああ良かった。このタイプの蛇口にすべて変わるまでまだ何年もかかると思いますが(ちなみに2011年に竣工した住宅では、まだ以前のタイプですので、これが変更になるのはまだしばらく後になるでしょう)、この商品を見た方々は、ご自宅では私と同じように普段は右一杯の停止位置に止めてくれるかもしれません。これで、日本全国どのくらいのガスと水道水の節約となったか。皆さんも環境に少しでも優しい商品を選択していくようお願いします。他にも、気が付かないうちに起こっている究極の無駄使いに気づかれた方は、ご連絡ください。


使った油はどうする?

2015-05-09 23:09:41 | 環境

以前、家庭でできる中水利用の記事を書きましたが、やはりお台所での工夫を追加します。

てんぷらなどで使った油は、専用の油漉し器などを使って保存していますか?私はジャムなどの空き瓶をとっておいて、コーヒーフィルターを口の大きさに合わせて瓶にかけ、温度の #こ下がった油をすこしずつ入れて漉しておきます。結構時間がかかりますが、下には大変きれいな油がたまり、瓶の蓋をして取っておきます。フィルターはそのまま燃えるゴミで捨てます。2度目や3度目にまた揚げ物をするときは、もちろんこの油を使いますが、その油を保存するときは、古い油と1回しか使っていない油は、一緒の瓶には入れません。油の色でどれが古い油かわかりますので、油いためなどには、できるだけ古い方から使ってじきになくなります。ということはちゃんと使いきれるということです。昔は油漉し器を使っていたのですが、そのときは古い油と新しい油が混ざってしまって、量が多くなってきて使い切れませんでした。しばらくすると、あまり鮮度がないように思われ、全部使いきれずに捨ててしまったこともありました。もったいなかったし、これを捨てるときは、ボロきれなどに油をしみこませるなど、環境にもあまり優しくなかったと思います。

この方法も、相当多くの方からもうとっくにやってますと言われそうですが、まだやっていない方、油がなかなか使いきれないという方が居ましたら、是非お試しください。油は高温のまま入れますと、瓶が割れるおそれがありますから、くれぐれも充分に温度が下がってからやってくださいね。

 


家庭でできる中水利用

2011-08-06 13:55:07 | 環境

そんなこと当たり前。もうすでにやってます。という方が多ければ多いほど良いのですが。

お台所の流しで中水が利用できます。中水の概念は、すでにご存知と思いますので説明しません。ビルの中水利用の設備など、その他の記事を参考にしてください。

お台所の流しに多くの方が、洗いオケとかボールを置いていると思います。お茶碗を食べたあとしばらく水につけておいたりすると、すぐにご飯粒が落ちて、少ない水で洗えるのは、誰でも使う洗いオケの使い方。その洗いオケをより積極的に中水として利用。食器に洗剤をつけて最後に流水で洗い流すとき、この水を捨てずに洗いオケに受けます。食器の片付けが終わったら、この水を捨ててしまう方も多いですが、これを捨てない。様々な水の利用のとき、このようにさほど汚れていない水を常にためておいて使うのです。この次に例えば、プラスチックのゴミを捨てる前に洗うときとか、牛乳パックを洗うときなどに、水栓をひねらず、ためてあった水を使います。鍋を洗うときも、まずおおまかに洗い流すときにこの水を使ってこびりつきを取ってから、本洗いに入ると全体に使用する水の量が減ります。もちろん、この水をずっと溜めたままにしておくと、洗いオケがヌルヌルしてきますので、最低でも一日一回は全部を流して洗いオケを洗浄しておきます。ものすごく清潔好きの方は、清浄でない水が常に流しにあるということに抵抗感があるかも知れません。あまり苦痛になるようでしたら、やめてください。お風呂のお湯を洗濯や掃除に利用は、昔から行われている大変良い方法。現在は洗濯機にポンプが設置されていたり、そうでなくてもポンプを使えば、水を汲む労なくして利用できます。また、お宅を新築や改築されるとき、最新式のすてきなシャワートイレを選定される方が多く、昔ながらのタンクの上に手洗いがついているものは、人気がないようです。でも、あれって世界でもまれに見る優れた中水利用だと思いませんか。まずトイレを流す水を、手を洗うことに使ってからという考え方。素晴らしい日本人の知恵です。形を気にするあまり、そのトイレをやめてしまったために新たに必要になった水は、日本全国で一体何万トンになったと思いますか。誰か、算出された方教えてください。設計上、可能な場所には、是非このタイプのトイレを選定してあげてください。まだ生産されています。

このように中水について考え始めると、工夫はあちこちでできるはず。水の不足気味な島で育った方々など、もっと色々と方法を御存知かと思います。是非、教えてくださいね。

それだけでなく、洗剤を使いすぎないように注意することも大切ですね。私は、お味噌のパックなどのプラスチック容器があいたら、この容器に水を満たし、洗剤をチュッと入れて良くあわ立てて使いますので、だいたい100倍くらいに薄めているのでしょうか。その薄めたものを、使っているとそれ一杯分で丸一日お茶碗を洗えます。あなたはまだ、スポンジに原液をチュウウウとやっていませんか。 


究極の無駄使い

2010-03-05 17:31:08 | 環境

さて、生活の中でしばしばこんなことを考えているのがごく一部の人たちだけなのかなと思うとちょっと辛いですが、多分他にも考えている人が居ると願って書いてみます。
湯沸器と蛇口の距離が遠い人。ちなみに実家のアパートのシャワーも台所もお湯を出そうとひねってもしばあらくお湯が出てこない。シャワーのときはお湯が出ないと話が始まらないないので、じっと待つけれども、洗面所で手を洗おうとするときは、まだお湯にならないうちに手を洗い終わってしまうので、そのまま止めてしまう。そのとき私の頭の中に、今まさにガスが点火され、私のところへ来ようとして作られたお湯が、私の手元へ届く前にストップをかけられ、配管の中にじっと残り、そのまま配管の中で無為にさめてしまう状態がイメージされるのです。そして、このように蛇口から3m以上離れたところにある湯沸器というのが日本全国何百万台あるのか知りませんが、そのすべての場所で同じようなことが毎日何度も何度も繰り返されている。そのためのガスの消費量の総量は。などなど。またお湯をどうしても使いたい人がお湯が出る前に捨ててしまう水の総量は。以前少しでも節水をと思いシャワーの前に出てくる水をバケツにとっていましたが、その量たるやバケツが毎回3杯以上必要で、バケツの数も足りないし、置く場所もない、そんなにしばしば大量の水を使って掃除もしないということでやめてしまいました。たった一つ、空しい抵抗をしているのは、ワンハンドミキサーのタイプの水栓を、お行儀よく中央に向けておくとお湯を使いたい使いたくないにかかわらず、相手はお湯を出す努力をしてくるので、これを必ず右いっぱいに向けておいて、とても使いたいとき以外は、お湯を作ってもらわないようにしています。見た感じきれいでないけれど、この日本全国無意識の究極の無駄使いを少しでも減らすためには、犠牲にされるべき美意識かと思うのです。皆さんいかがお考えですか。